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僕はみんなと違う、誰も分かりやしない①
僕は中学1年生
名前は茎田 真司(くきだ しんじ)
僕の人生は一瞬で変わった
普通の朝だった
いつも通りお母さんの顔を見て行ってきますって言った
普通に学校に行って友達の顔も見た
先生の顔も見た
みんなの顔を見て
街を見て
空を見て
鳥だって見た
なのに、これが僕にとって最後の景色になるとは思わなかった
「行ってきまーす」
「行ってらしゃい」
はぁ夏休みまでまだまだじゃないか
早く夏休みになって
パーっとしたい
この窮屈な感じから抜け出したいよ
「おい、真司!」
「わぁ、武命(たける)おはよ」
「一緒に行こうぜ」
「うん」
こいつは僕の友達
ゆういつと言ってもいいほど数少ない友達の中の一人だ
すんごい元気なやつだけど
話しかけてくれるからありがたい
じゃないと教室で一人ぼっちになっちゃうからね
飛ばしまして
キーンコーンカーンコーン
「さようなら」
「武命、一緒に帰ろ」
「おう、いいぞ」
そんな他愛のない会話がずっと続くと思ってた
「おい、真司、危ない!!」
「え?」
僕が武命の方を振り返った途端
目の前が真っ暗になった
キキー!
ドガン!