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心情、友情、愛情
あらすじ
児童養護施設へ和音に会いに行った
龍也は和音にどうして逃げてきたのか聞くと
苦しみだして
もう会わないでおこうと決めた
和音と会わなくなってから
一週間がった
龍也「和音、元気にしてるかな」
会いに行きたい
そんな気持ちが
どこかにあったのかもしれない
なんだか和音に会わなくなってから
世界の色が消えたみたいだ
真っ白で
何もかも
音も
光も
消えたみたい
会社に行っても
全く話が入ってこない
だから
ミスもするし
怒鳴られる
はぁ
俺ってなんのために生きてんだろ
生きがい、か
和音、ごめんな
何もしてやれなくて
ある日、児童養護施設から
一本の電話がかかってきた
施設の人「あの、和音くん、じゃなくて、和音ちゃん、助けてくれた方ですか?」
龍也「え、あ、はい」
施設の人「和音ちゃんが、会いたいって言ってて…」
龍也「でも、俺もう会わないって決めたんです」
施設の人「しかし、なんか最近元気も無くなって、ご飯も手付かずなんです」
龍也「もう俺は、いないって伝えといてください、では」
ツーツー。
龍也「はぁ…」
龍也「ごめんな、和音」
龍也「何もしてやれなくて、ほんっと無責任だよね」
そんなこと考えてるうちにまた電話がかかってきた
発信元ー児童養護施設ー
龍也「だめだ」
手が震えて動かない
俺は
俺は
いても無駄だ
いっそのこと消えてしまいたい
フラフラと階段をのぼる
何考えてるかもわからない
何考えてんだろ
あぁ
風が気持ちいい
こんな天気のいい日
和音
しんどくないかな
やっぱ俺、ばかだ
こんな時まで和音のこと考えて
ん?
誰だろ
フェンスを超えて
立ってる人?かな
何かいる
死ぬのかな
俺みたいに
あ、
こっち振り向いた
なんだろ
何か言いたそうにしてる
何言ってるかよく聞こえない
風でかき消される
なんだろ
何しにきたんだ、みたいなこと言ってる
近づいてくる
なんだろ
この世の人?ではなさそう
俺も、この世の人ではなくなるから
??「お前、何しに来た」
龍也「何しにって、お前には関係ない」
??「自分、お前、助けられる」
だいぶカタコトで話してる
やっぱこの世の人ではないか
龍也「助けるって、お前何も知らないくせに」
??「自分、全部、知ってる、わかる、気持ちも」
龍也「でも、お前、何もできないだろ」
??「自分、一つ、願い、叶う」
龍也「それ、自分の願いに使うんじゃないのか?」
??「これ、自分の願い、人、助ける、それ、願い」
ずいぶん優しいやつだ
てか
こいつ誰?
名前は?
龍也「お前、名前は?」
??「自分、名前、ない、そもそも、忘れた」
龍也「なんで忘れんだよ」
??「死んで、8、年、立つ、あと、2年、で、消える」
龍也「10年しか入れないのか?」
??「う、ん」
??「名前、思い出す、手伝う、それしたら、お前の、願い、叶える」
龍也「お前の願いなのになんでそんなに上から目線なんだよ」
龍也「てか、最後の願い、それに使えよ」
??「い、いの」