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高校生の運動会!その2
まだ運動会編どんくらいになるか分かんない・・・主、計画性皆無・・・
最後、三年の番が周ってきた。
ヤナギの顔は真剣だ。
「よし、最初は玉入れ・・・なんだけど・・・」
「ん?どした?」
ヤナギがしゅんとする。
「僕さ・・・物を投げる才能0なんだ・・・」
アカリは聞いたことがあった。剣などの、「振る」スポーツをしている人は、投げる能力が壊滅的な事が多い、と。
「剣道とかしてるっけ?」
「習ってはないけど、前にお試し体験したときは、そのクラブのコーチに、うちのスポーツクラブに入ってくれって懇願されたことはあるよ」
これが才能というものなのだろう、そうアカリは思った。
「というわけなので、今回僕は戦力外です。よろしく」
ヤナギはしょんぼりしながらそう言った。
「はいはい、どうせ私はどうでもいいので」
「酷くない!?」
そんなやり取りをしていると、時間になった。
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結果はボロ負けだった。相手が謎に上手かったのだ。しかし、アカリとヤナギは勝ちを確信していた。
アカリ、ヤナギ、サザンカは同じ紅組だったのだ。
そして紅組の1、2年が優秀だったため、現在紅組が優勢だった。
そして残る行事は三年のリレーだけだった。つまり、
ヤナギがいれば勝てる。
そして今日ヤナギは絶好調だった。
「勝てるね」
「アカリちゃんも頑張ってよ?」
「はいはい・・・」
リレーが始まった。
ヤナギは最後だった。今のところ、紅組は3位、ギリギリ最下位を免れている状態だった。
ヤナギの前はアカリ。そろそろアカリの番だ。
「アカリちゃん、ガンバ!!」
「うん、なるべく頑張るよ」
アカリがゼッケンを受け取る。そして全力で走った。現在最下位の4位、なかなか3位を抜かせない。そうしていると、遠くで声援が聞こえた。
「福田先輩!!頑張ってー!!!」
サザンカが応援している。アカリは最後の力を振り絞り、ヤナギにゼッケンを渡した。
「よっしゃー!!!!!!行くぜーーーー!!!!!!!!」
ヤナギはそう叫んで地面を蹴った。
ダダダダダ・・・・・
恐ろしいスピードで駆け抜ける。3位、2位と、どんどん順位が上がっていく。
半分走った所で、ヤナギはだいぶ差があったはずの1位を抜かした。
「やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
叫びながらヤナギは残り半分を走り切った。
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運動会の結果は、紅組の圧勝だった。
帰りヤナギたちは、3人で歩いた。
「いやー楽しかった!」
「お疲れ。私も疲れた・・・」
「お疲れ様です、先輩!かっこよかったですよ♡」
「いやいや!アカリちゃんもサザンカも凄かったよ。お疲れ様」
三人は、夕焼けでオレンジ色になった帰り道を楽しそうに歩いた。
運動会編今回中に終わったーーー!!!
あのー、実をいうと、今回も合わせて一日に3本くらい書いてるんですよ。疲れた。流石に。まぁ、勉強サボってこれ書いてるんだけど・・・
まぁそんな感じです。(どんな感じ?)
てなわけで!またにぇ~byby!