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自傷無色
ねこぼーろ様の自傷無色です。すごいっすね。はい。すごいって言葉では表せないぐらいすごいですね。なんていうか、はい。あの、感動って意味でも悲しいって意味でも涙が出てきますね。はい。ちょっと語彙力がなさすぎて、説明できてないですが、最後まで読んでくれると嬉しいです。
僕の憧れ、それは君。
君みたいになりたいんだ。
自分の個性を持っている人に。
僕にとって君は眩しい存在。
だったら、僕も君のような個性を持てばいいんだって、
そんなことはわかってる。
けど、君の個性を持った僕は、本当に”僕”なのかな。
僕らしいと言えるのかな。
こうして、子供騙しな夢を考えてると、時間が過ぎていく。
僕らしさが欲しいなんて、幼稚な夢。
こんな事しか考えられない僕なんて
「死ねばいいのに」
*
僕が生きていたら、何万人の人が悲しくなる。
僕が死んだら、何億人の人が喜ぶ。
僕を望まない、僕が死んだことを憎まない。
そんな世界だったら、安心して死ねるのにな。
そんな世界がよかったね。
でも、心のどこかで、僕の生死が沢山の人に影響与えらればいいのにな。
とか思ってる。
結局は、くだらない願いを望むことしかできないんだ。
いつもぼんやりとした、夢のような日々。
|現実《いま》でも夢しか見れないなら、ここにいる意味はある?
どうせ夢を見ているなら、このまま消えたいな。
*
それとも。
僕が生きていても、何億人の人は関係ない。
僕が死んでも、何億人の人は変わらない。
そんな世界だったらいいのかな。
僕を望まない、僕を憎まない。
こんな世界で死んでも、損ばかりだな。
やっぱり、誰かの心に残る人に、なりたいのかな。
不器用な僕は、そんな気持ちを持ってしまうんだな。
僕は作っていない、他人が作った僕。
周りの”僕”に合わせてきたんだ。
そう嘘を繕ってきても、結局我慢はできない。
そうしてみんな離れていく。
そうして死んでいく。
最期には周りに誰もいないまま、一人で死んでいくんだ。
もっと、自由に生きれれば、こんなことにはならないかもね。
*
僕は生きている。
そうすると、君は笑ってくれる。
僕に笑顔を向けてくれる。
「悲しい」
「消えたい」
でも、君がいるから。
君だけじゃなくて、もっと沢山、ここにいる意味があればいいのに。
ここを離れる意味なんて無ければいいのに。
僕が消える。
何億人の人は変わらない。
でも、たった一つの僕を止めてくれるなにか。
僕がいなくなったら悲しんでしまうなにか。
君が悲しんでしまうなら、
「死ねない」
*
僕は、空っぽ。
個性もないし。
だから、死にたい。
でも、死なない。
君がいる限り。
僕の体は、絶対に傷つけない。
いえい。書き終わったああああ。いつも、書きたいな−って思ってなんとなく書き始めるんですよ。でも、途中で諦めるので、書き途中のものがいっぱいあるんです…。今回は、それがなかったです。書きたいな−と思って書き始めたら、夢中になってて、いつの間にか終わってました。はい。自傷無色、聞いたことない方はぜひ聞いてみてください。