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#5 hbc×inm
すいません
リクエスト思いつかなさすぎてぶん投げました🙇
ざぶ初書きだけどまあいっか
最近やることありすぎてやばい
日の入りが早くなってきた秋の放課後。ライは、提出物のプリントを職員室に届けた帰り道を歩いていた。
(あー、今日も疲れた。マナのやつ、まだ残ってんのかな……)
頭に浮かぶのは、同じクラスで、一番の親友で。
そして、誰にも言えないライの片想いの相手——緋八マナの顔だ。
早く教室に戻ってカバンを回収しようと、ライが少し早足で廊下の曲がり角を曲がろうとした、
その瞬間だった。「……あ」視界に飛び込んできたのは、見慣れた制服の後ろ姿。
そして、その前に立って俯いている、どこかのクラスの女子生徒。廊下には不自然なほど緊迫した、だけどどこか甘酸っぱい空気が満ちていた。
女子生徒の肩は小さく震えていて、マナはいつもより少し真面目な、だけど優しい顔で彼女を見つめている。
(……これ、絶対に告白の現場じゃん)
心臓がドクン、と嫌な音を立てた。ライは慌てて足を止め、背中を壁に預けるようにして角の陰に隠れた。
バカみたいに心臓がうるさい。呼吸をすることすら忘れるほど、胸が苦しかった。
相手の女子が誰なのか気にならなかったと言えば嘘になる。
だけど、ここで自分がひょっこり顔を出して、あの独特の雰囲気をぶち壊すわけにはいかない。
何より、マナが誰かに告白されているところなんて、本当は見たくも聞きたくもなかった。
耳を塞ぎたいのに、体が動かない。やがて、少しの沈黙の後、
マナの落ち着いた声が静かな廊下に響いた。
「ごめん。気持ちはめっちゃ嬉しいんやけど、お付き合いはできひん」
胸の奥で、小さな安堵が広がったのも束の間。マナは言葉を続けた。
「俺、もうずっと好きな人がおんねん。その人以外と付き合う気は、今のところ全くないから。……ほんまにごめんな」
——好きな人がいる。その単語が鼓膜を揺らした瞬間、ライの頭の中は真っ白になった。
マナに、好きな人がいる?そんなの初耳だった。毎日一緒にいて、何でも話し合っているはずなのに
(誰、だよ。マナの好きな人って……。いつから? どこの誰にそんな……)
ぐるぐると最悪の思考が頭を駆け巡る。マナに好きな人がいるということは、自分のこの想いは、叶うどころかスタートラインにすら立てていなかったということだ。
視界が、急激に歪んだ。ボタボタと、音を立てるようにして大粒の涙が両目から溢れ落ちる。
「……っ、な、に泣いてんだ、俺……っ」
声が漏れないよう、必死に自分の口を袖で覆う。胸が引き裂かれそうに痛い。
他人の告白を盗み聞きして、勝手に失恋した気になって、廊下の隅で涙を流している。
(……だっさ。めちゃくちゃ格好悪いじゃん、俺。何やってんだよ……)
激しい自己嫌悪が襲いかかり、ライはぎゅっと目を閉じて蹲りそうになった。
その時、遠ざかっていく女子生徒の走る足音が聞こえた。そして同時に、こちらへ近づいてくる、ゆっくりとした足音も。
「……はぁ。緊張した。でも、ちゃんと言えて良かったんかなぁ」
マナの独り言がすぐ近くで聞こえる。角を曲がってきたマナの足が、ピタリと止まった。
「……へ? ライ? なんでこんなとこにおんの」
最悪だ。見つかった。ライは自分のこんな惨めで、涙でぐしゃぐしゃになった顔を見られたくなくて、
勢いよく顔を伏せた。床の木目だけを凝視して、必死に涙を堪えようとする。
「ライ? どしたん、顔見せてや」
「……なんでも、ない。先帰ってて」
「なんでもないわけないやろ、声震えてんで?」
マナが心配そうに距離を詰めてくる。上履きが目の前に見えて、ライはさらに首をすくめた。
マナは鋭い。今の状況、ライがここにいた理由。そしてマナがさっき言った言葉。
それらを繋ぎ合わせれば、「察する」のには十分すぎる時間だった。
少しの沈黙。
マナが小さく、息を呑む気配がした。
「……ライ、もしかして。さっきの、聞いとった?」
心臓が跳ね上がる。ライは何も答えられず、ただ唇を噛み締めて俯き続けた。
それが肯定だと受け取ったのだろう。マナはふっと、呆れたような、だけど途方もなく愛おしそうな深い溜息をついた。
「ほんま、しゃあないなぁ……」
次の瞬間、ライの視界がふわりと暗くなった。マナが自分の制服の上着を脱いで、ライの頭からすっぽりと被せてきたのだ。
「……え、」
マナの匂いと体温が、一気にライを包み込む。驚いて固まるライの前に、マナが視線を合わせるようにしてしゃがみ込んだ。
上着の隙間から覗くマナの顔は、困ったように優しく笑っている。マナの手が、上着越しにライの頭を優しく包み込み、引き寄せた。
気付けばライは、マナの広い胸の中にすっぽりと収まっていた。
「見られたくないんやろ? やから、これで見えへん。……気が済むまで泣き」
「っ、マナ……っ、俺___」
「ん、なぁに? 聞くよ」
背中を大きな手でトントンとゆっくり叩かれる。その心地よさと優しさに耐えかねて、ライはマナのシャツの裾をぎゅっと掴み、その胸に顔を埋めて声を殺して泣いた。
どれくらいそうしていただろう。ライの涙が少し引き、しゃくり上げるだけになった頃。
マナはライの頭を撫でる手の動きを止めないまま、耳元で低く、甘く囁いた。
「なぁ、ライ。さっきの、どこから聞いとった?」
「……『好きな人がいるから』、って、ところ……」
くぐもった声でそう返すと、マナが胸を揺らして低く笑った。
「あはは、一番肝心なとこやん。……なぁ、ライ。お前、自分がなんで泣いてるか分かっとる?」
「……わかんない、っ」
「嘘つき。分かっとるくせに」
マナの手が、ライの頭に被せられた上着の裾を少しだけ持ち上げる。夕暮れのオレンジ色の光が差し込む中、マナの、今まで見たこともないくらい熱くて、独占欲の滲む瞳がライを捉えた。
「俺が他の誰かを好きやと思ったから、泣いたんやろ?」
「っ……」
「図星。……ほんま、可愛いなぁライは。自分からこんな可愛いことしといて、気付かんフリは許さへんで?」
マナの顔が、じりじりと近づいてくる。
「俺の好きな人、誰か教えてあげよか」
「……だれ、だよ」
悔しくて、だけど期待で胸がはち切れそうになりながら尋ねると、マナは笑顔を浮かべて、ライの濡れた目元を親指で優しく拭った。
「ずっと前から、ライのことしか見てへんわ、アホ」
「え……」
と固まるライの額に、マナが優しいキスを落とす。
「両片想い、やっと終わったな。……なぁライ、俺と付き合って?」
夕焼けに染まる誰もいない廊下で、マナの大きな体温に包まれながら、
ライは今度こそ、嬉し涙をボロボロと溢れさせるのだった。
なッッッッッッッッッが
日に日に長くなる汐凪のBL小説
ネタはないのにリクエストもらうと書けなくなる謎の症状起こしてる。
すいません。次話はちゃんとリクエスト書きます。
https://tasuketsu.com/vote/QcbzEmhRKk6AUQn9y5xC
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毎回毎回終わり方が不自然なんだよね。直したい