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乾向「余計な優しさ」
藍葉 塁⚾️
こんにちは!藍葉塁です!今回2回目は帝東の乾と向井の両片思いのお話です!拗らせすぎて私はかいてる時心がむず痒くなりました笑是非楽しく読んでいってください!ちなみに帝東の寮がいつの間にか主の判断で設置されてます笑
俺は一個上の先輩、乾さんが好きだ。
いつもマウンドで俺をまっすぐに見て、ミットを構えて、サインを出してくれる。
俺はそんなまっすぐ見てくれる乾さんが大好きだった。
そして、今日、、、。俺は告白した。結果は、
「すまん、、、。俺はその気持ちに応えることができない。」
振られてしまった。言ってしまえば、決め球をスタンドに持っていかれるよりも悔しかった。
「、、、なんでですか?」
「理由は言えない。本当にすまん。」
「大丈夫です。振られるってわかってましたから。いつも通りに明日もよろしくお願いしますね!」
「あぁ。明日もよろしく頼む。」
、、、あーあ。なんて俺は馬鹿なんだろう。いつも通りに接することがきっとできなくなるのは自分の方だ。作り笑顔をしてまで乾さんの前では明るくしなくても良かったはずなのに。
気持ちに嘘をついている自分がいた。
本当は告白は成功すると思い込んでた。、、、辛い。
ポツンと一人になった食堂で俺はポロポロと泣いてしまった。
「俺だけ告白OKされると思っててさ、、、。浮かれてる奴みたいじゃん、、、!」
嗚呼、明日から乾さんにいつも通りに接することができるだろうか。
俺はベッドの中で目を覚ました。
あれ、いつの間にかベッドに?確か昨日は食堂のテーブルに一人突っ伏して泣いてて、、、。
そこから記憶が思い出せない。
ルームメイトに聞いたところどうやら乾さんが俺を部屋までおんぶして届けてしかもベッドに寝かせていただいたらしい。あとでお礼言わないとな〜と思いながら着替える。
食堂に行くとちょうど昨日俺が振られた相手、乾さんがいた。
「乾さん、おはようございます。昨日はありがとうございました。」
「全然大丈夫だ。だがあんなところで今度は寝ないようにな」
「はい、、、。ホントすみません、、、。」
良かった、いつも通りだ。
ご飯をいつも通り平らげた後学校にいって、練習の時間になった。みんなの前では気持ちを隠して俺はマウンドに立つ。目の前には乾さんがいて、ホントなら安心して投げられるつもりなのに何故か不安な気持ちもある。
何故かわからない。でもやっぱり俺はいつも通り目の前のミットに球を投げ込む。
「パンッ」
いい音が鳴った。
「いいぞ太陽。この調子で行こう」
乾さんが声をかけてくれる。
嗚呼、やっぱ好きだなぁ。
振るんだったら優しくしなくていいのに。
勘違いしちゃうじゃん。
俺にとってはそれは余計な優しさにしか見えなかった。
練習後、なんだか心が落ち着かなくてずっとトラックを走って。
走り終わって帰るために部室を通りかかった時、部室に一人、ポツンと乾さんがいることに気づいた。
しかも何か言っている。
何言ってるんだろう、、、。と思い耳をすませた。
そしたらこんな声が聞こえてきた。
「、、、太陽が大丈夫か心配だ、、、。俺は太陽のことが好きだが、、、。太陽が後悔するかもしれない。俺なんかと付き合うよりも他の人と付き合った方が太陽は幸せだと思うし、、、。」
その言葉を聞いた瞬間俺の心の中の何かがプツンと切れた。
気づいたら部室に突入して乾さんの胸ぐらを掴んでいた。
、、、そして俺は泣いていた。
「乾さん。さっきの話聞きました。」
「え、、、?」
「乾さんと付き合って不幸せなわけないじゃないですか!俺は、、、。ずっと好きだったんですから、、、。後悔なんてしません。今日無理したのは誰のせいだと思ってるんですか!あなたのせいですよ、、、。乾さん。」
「、、、すまない。」
「責任、とってくれますか?」
「、、、なんの責任だ?」
「俺の心を奪った責任。」
「本当にいいのか?後悔するかもしれないのに。」
「いいって言ってるじゃないですか。あなただから。」
そう言って俺はあなたにキスをした。
、、、あぁ、やっぱり俺、恵まれてるなぁ。
はい!ということで楽しんでいただけましたか?最後まで読んでくれてありがとうございました!次の小説も楽しく読んでもらえたら嬉しいです☺️