公開中
カル白「たまにはいいよね。」
藍葉 塁⚾️
こんにちは!藍葉塁です!今回初のダイヤのAシリーズになります!微笑ましく読んでくださると嬉しいです!カルロスと白河のある日のデートのお話です(^^)ちなみに白河デレすぎ注意です👀
俺は正直人と触れ合うのが苦手だ。特にアイツ、カルロスには。いつも肩とか組んでくるし頭とか撫でてくるし。その度に俺は離せと冷たくいう。、、、でも一応アイツと付き合ってる。そこからもう一年も経つんだよな、、、。デートは一応してるが手も繋いでないしキスもしてない。果たしてこれで恋人といえるのだろうか、、、。と数学の授業中窓を見ながら考えていたら
「ここの問題を、、、白河。答えてみろ」
と言われて授業に集中していなかった俺は答えがわからなく
「わかりません」
と答えるしかなかった。その結果クラスメイトから爆笑され恥をかいた。やっぱり授業は聞いたほうがいいな。そして昼休み屋上で一人黙々と弁当を食べていると悩みのさタネであり、俺が授業中に恥をかいた元凶カルロスがいた。
「白河〜♪遊びに来たぜ☆」
「うるさい。離れろ、、、。」
またコイツはいつものようにくっついてくる。俺がこうやって悶々と悩んでるというのに。
「というかさ〜白河。明後日の休み遊べたりする?久しぶりにデートしよーぜ。」
「ハァ、、、。別にいいけど。どこ行くの?」
「白河はどこいきたい?」
「、、、久しぶりに原宿行きたい。」
「オーケー☆今度は手繋いでよ?」
「、、、無理。」
「ちぇ〜、、、。」
「というかそろそろ昼休み終わるから戻るよ。」
「はいはーい。」
カルロスと一緒に戻った後俺はまた、アイツのことを考えていた。
手繋いでよ?って言ってたな、、、。
でも恥ずかしいしな、、、。とか考えていたらあっという間に部活の時間になった。
今日も鳴と樹は言い争ってる。些細なことで。
そんなどんちゃん騒ぎの練習が終わると俺はある場所に寄って行った。デパートだ。
来週デートの日はちょうど俺らの付き合った記念日だったからプレゼントを買いに来たのだ。
って言っても何が欲しいかとかも聞いてないからどうしようか、、、。
そうだ。アイツに似合うネックレスでも買ってやろうかな。
プレゼントを買って寮に帰って夕飯を食べ、お風呂に入ってスマホをいじっていた時にドアのノックがなった。こんな時間に誰だろう。ルームメイトたちはいない。
「どうぞ」
扉が開いた。そこにはまさかのアイツがいた。
「お邪魔するぜ〜」
「チッ。お前かよ、、、。」
「えっ、ひどくね?笑」
「うっさい。何の用?」
「お前、なんで俺が触れるとすごいいやそうな顔すんのかな〜って。」
「何急に。」
「だってもう付き合って5ヶ月経つだろ。俺としては手もそろそろ繋ぎたいし。」
「、、、俺、人に触れられたり触れるのが苦手なんだよ。」
「、、、そーかそーか。無理しなくてもいいよ。」
「ごめん。」
「あとさ、俺から告白して付き合ったじゃん?無理して付き合わなくてもいいんだからな。」
「それは!別に無理してないから!」
「ふーん。じゃ、それだけ。おやすみー。」
「、、、おやすみ。」
次の日。
俺は昨日の事で頭がいっぱいで早く起きてしまった。
無理して付き合わなくていいって。アイツにそんなことを言わせてしまった。
俺はよく考えてみた。
俺は本当にアイツが好きなのか。
でも、、、。俺はアイツと付き合ってたくさん知ったことがある。
可愛いって言われると恥ずかしいけど嬉しいっていうこと。
アイツの横顔が意外と綺麗っていうこと。
アイツは誰よりも俺を愛してくれてるということ。
気づいたらアイツのことばっかり考えてた。
いつのまにか俺の頬を涙が伝っていった。
わかった。
俺はアイツのことがどうしようもなく好きなんだ。
明日、伝えよう。態度で。
結局デートの日まで珍しくアイツと話すことはなかった。
そして迎えたデート当日。
アイツのために準備した服を着て、アイツのために用意したネックレスを持って、寮を出る。
アイツに想いを伝えるために。
待ち合わせにて。
「おい、カルロス。」
「おっ。じゃあいきますか。」
そう言われて原宿を満喫していたらいつのまにか夕方になっていた。
俺はあのネックレスが入った紙袋を取り出した。
「あの、、、。カルロス、これ。」
「えっ、、、。」
「今日で一年だろ、、、。俺の恋人でいてくれて、、、その、、、ありがとう。大好きだから。」
「正直お前からそんなことを言われるとは思わなかったよ。」
「中々恥ずかしくて言えねぇんだよ、、、。」
「ありがとう、、、。これからもよろしくな。勝之。」
「ッ、、、!今俺のこと名前でッ、、、。」
「いいだろ?恋人だし笑」
「ほんっと、、、。そういうところだよ、、、。」
俺たちは寮へと人一人分、距離を空けて帰っていく。
嗚呼、幸せだな。
この時間。
離れたくないな。
そう思った俺はそっと。
アイツの手を握った。
「え、、、。」
「、、、いいだろ。たまには。」
「ハハッ!確かにたまにはいいな!」
逢いたいが情、見たいが病ということわざを本で見たことがある。
きっとこういうことなんだろうな。俺は思った。
そして最後に思った。
人に触れることは苦手だけれど。
触れられることも苦手だけれど。
たまにはいいよね。って。
楽しんでいただけましたか?次のシリーズも楽しく読んでもらえたら嬉しいです!最後まで読んでくれてありがとうございました!