公開中
転生したらほこりでした。
そんなことある?
俺は安藤真一。こないだ友人に橋から突き落とされて死んだ。…はずなんだが…どうもおかしい…なぜなら俺は今家にいるからだ。しかも視界が床なんだが。目の前に至ってはゴミ箱だしな。
「よぅ。お前さん。元気にしてっか?新入りか?」
「誰だお前。あと俺たちの正体はなんなんだ」
嘘だろ!?喋れたんだけど!
「俺か?俺に名前なんてねぇよ。あと俺たちの正体はほこりだぜ?そんなことも知らないのか。じゃあ明らかに今日きた新入りだな」
ほこり…?ギャー!!!!俺は潔癖症なんだ!
「あっ気絶した」
---
「お前さん。気分はどうだ?」
「…ああ…ってよくないよくない!!こんなほこりに俺が転生するなんて…」
「俺もなぁ、昔は人間だったんだよ。この家のほこりの前世はみんな人間なんだ。あとこのほこりに転生できるのは459分の一の確率なんだよ。な、あたぼうよ」
「そうだぜ!」
その459分の一のくじを引いたのが俺か…他の人に譲った方がマシだ…こんなほこりに俺が転生なんて…うう…
『さぁて、お掃除するかな』
「まずい!掃除女がきた!あたぼう、逃げるぞ!お前も逃げろ!」
あー、そうなんだ。俺は…掃除されよう。こんな自分がほこりとして人生を歩むことになるなら掃除してもらおう。
『あーら、ほこりが少しあるわね。取らなきゃ』
取ってくれてありがとう!早く俺をゴミ箱に放り投げてくれぇぇぇ!!!!