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バイオレンストリガー
コンパスはいいぞ・・・?(でもすっごいイライラする) メグメグ・・・元・純粋無垢な少女。とある事件を境に狂った。
「ねぇお母さん、今日は何をお供えするの?」
「今日はね、オリーブの枝と、十字をかたどった木彫りよ」
「きぼり?」
「メグメグにはまだ難しいかな?」
親子3人が、幸せそうに協会に入る。
だがそこには、
--- 殺人鬼がいた ---
---
「お父さん!メグメグもお供えしたい!」
「うん、いいよ。じゃあ、これ置いてくれる?」
「はーい♪」
「あぁ、良いカモが来た・・・」
「へ?」
「幸せそうな人間を見るとイライラする・・・」
「メグメグ、下がって」
「お父さん?」
「一番カミサマを信じてるのは俺なのに!」
バァンッ
「キャアァ!!」
「お母さん!!」
「メグメグ!危ない!」
バァンッ
「キャッ!」
---
「あれ・・・」
---
「お父さん・・・?」
---
「お母さん・・・?」
---
「皆・・・?」
---
メグメグは父と母の身体を交互に揺らす。だが、2人はピクリとも動かない。
「どう、して・・・?」
横には、銃を捨てた殺人鬼。
近くには、殺人鬼が捨てた銃。
「・・・ろさなきゃ」
「なんだぁ?嬢ちゃん。お前も殺されたいのか?」
「ころ、さなきゃ!」
「ん?」
「殺さなきゃ!殺す!殺す!」
「はぁ?嬢ちゃんに殺せるもんか!」
メグメグは銃を拾った。
カチッ!
バンッ
---
「はぁっはぁっ・・・」
気づけば、殺人鬼は倒れていた。周りには、ピンクに染まった家族たち。
「あ、はは。綺麗・・・だな・・・」
「メグメグ、ピンク大好き♡」
---
それから、メグメグは協会を出て、彼の所へ行った。
「メグメグ!?どうしたんだよ、それ・・・」
「?あぁ、髪?可愛いでしょ?ピンク!!」
「え・・・?ああ、まぁ、可愛い・・・けど」
あぁ、君ってホント単純ね。
殺したい衝動を抑え込む。でも、
バァンッ!
我慢できなかった♡
くだらない|シャウト《大声》は耳障り。いい加減にしてよね?
暴力的で猟奇的。歪な銃声が鳴り響く。断末魔は3分までね。うるさいから。
あぁ、早く君の|レクイエム《鎮魂歌》を聞きたいなぁ・・・
「あっ・・・」
道端の草で手を切った。でも、
「痛みが分からない・・・」
痛みがなかった。
メグメグにとって、この世はつまらないものばかり。
「誰か、狂気に満ちたダンスを一緒に踊ってね♡」
めちゃくちゃにしたいの全部
キミの身体、心も
なぶりつくしたいの全部
キミの密をちょうだい・・・?
あぁ、なんて醜いんだろう。
メグメグは死体の山を見て呟く。
あぁ、凄くキレイだな♡
毒占的な愛で愛でて、満たして打ち抜くの!
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今日もヘイトをまき散らして。皆殺される前は、御託を並べるの。もううんざり。悪い子はおしおきだよ?あはは。バイバイだね☆
サイケデリック、サイコパス。皆メグメグのことそう言うの。でも違うんだよ。甘いショコラのような誘惑に、キミと溺れてたいの。
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ねぇ、恐怖が分からないの。怖くないの。
人間って脆くて儚いね。だから□□したい♡
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ぐちゃぐちゃにしたいの全部
過去も今も未来も
バラバラにしたいの全部
キミをさらけ出して
あぁ、カミサマなんているわけないじゃん
あぁ、分かんないよ・・・
信じられないよ・・・!
めちゃくちゃにしたいの全部
キミの身体、心も
なぶりつくしたいの全部
キミの密をちょうだい?
ぐちゃぐちゃにしたいの全部
過去も今も未来も
バラバラにしたいの全部
キミをさらけ出して
あぁなんて醜いの?でも、凄くキレイだな♡
毒占的な愛で愛でて満たして打ち抜くの
毒占的な愛で愛でて満たして
抱きしめて・・・?
彼女を愛してあげてくださいね。