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メタナイト編2
⚠東方キャラは出てきません
――無事でいてほしい。
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視界に入るのは、鼻が曲がるような鉄の匂いを放つ、惨殺された住民たち。
その光景は、酷い。その一言に尽きる。
醜く、恐ろしく、吐き気のするような、それでいて、まだ新しかった頃の面影の残った血の匂い。
――メタナイト様!
――お帰りなさい!
――ケーキありますよ!
いつも当たり前のように聞いていたはずの仲間の声が、遥か遠くから響いてくるような気がする。
帰りたい。
「ふっ」
(私らしく、ないな)
それにしても、ここまで大規模な襲撃と、とても必要とは思えない量の大量虐殺。
何が目的で、どうしてこの手段を取ったのか。
「エネルギーや技術の暴走…なら、あり得るな…」
今までの異変がどのようなものだったか思い出す限り、私欲のためにポップスターを支配しようとして
いたものが現れたことも多かったが、異世界の技術やエネルギーの暴走が根本的な原因になっているものも何度かあった。
「…あいつは…マホロアは、古代の技術や異世界の技術について調べていたな…」
今更あんな奴に頼るつもりなんて微塵もない。
ただ、何を考えているかわからないとはいえ、マホロアが無差別な大量殺人を好んでするようなタイプではないと言える。
どちらかといえば、残虐なことを何食わぬ顔ででできそうなのはマルクだ。
ただマルクの無邪気な遊びだとしても、この規模はありえない。
何らかのエネルギーや技術が、マルクやマホロアといった暴走しかねない存在と融合したという場合も考えられる。
「…まだまだ時間がかかりそうだな…」
ハルバードの仲間達が、何か情報を掴めているかもしれない。
バサッ
メタナイトはマントを翻し、本来の翼を顕した。
空へと駆け出すメタナイト。
『ぉぅい』
「!」
『ぁそぼぅょ』
大きな翼と顔。
「ここで断ったとて、どうせ言葉は通じないのだろう?」
『ょくゎかんなぃ』
「馬鹿め」
ギャラクシアを引き抜く。
『ぁれぇ』
弾けた目玉に張り付き繋がる、糸のように細かい血管の一筋一筋がギャラクシアによって切断される。
勢いよく噴き出す鮮血。
「…穢らわしい」
『ごめン、なさぃ』
「お前程度の醜い異形に付き合っている暇などない」
『ぐふぇ、ぇっ』
はらりはらりと落ちる羽。
赤く染まったギャラクシアを持つメタナイトは、かすかに笑っていた。
みんな狂います