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握りしめる
「あの 、 こんな男の子を知りませんかっ」
私は自分ともう1人、自分より高い身長で、ふわふわとした桜色の髪の男の写真が写った写真を見せた。 こうか聞いても答えはわかっているはずなのに、「知っている」と言ってくれる奇跡を待つのだ。
卯月 春 を見つけるために
見つけるためなら
なんだってする 。
ハルが出て行く時に置いていった綺麗に光る、ダイヤ型のネックレスを強く握りしめては、また次の人、その次の人とと聞き込みをする。
「 あの 、こんな男の子 … 」
「 あれ ぇ ? ミミ ちゃん ? 」
慌てていたのだろう。がむしゃらに聞き込みをしているから、自分より背の高い人の顔など、見れるはずもない。ミミちゃんと自分のことを呼ぶなぜか懐かしいと思わせるような声は私のことを知っている。彼が持っている袋には 、
ポテトチップスとコーラあと、怪しげな棒が入っている。恐る恐る顔を上にすると、長く重い前髪が目を隠している薄汚い一言で表すならおじさんと言う男が立っていた。
私は目を湿らせた。
「平太さん … ?はるがはるがぁっ、」
「知ってるよ。俺がはじめに教えてもらったんだから」
「そうっ…なんですねっ、手がかりとか…」
「あぁ … ごめんミミちゃん … 」
そう悲しそうに言う平太さんを見て私はゾッとした
「死んだわけじゃないから安心して?多分」
「ああ、よかったです、何かあれば地獄耳探偵事務所までお電話ください …」
私はまた、聞き込みを再開した 。