公開中
第5話「魔法学園でモップ無双」
王都での活躍を受け、誠は王立魔法学園に“特別講師”として派遣されることになった。 「いやいや、俺教師とか無理だから!教えるのはExcelの関数くらいだって!」
だが、王様は言った。
「そなたの“空間清浄術”は、若き魔法使いたちに必要な知識なのだ」
誠は渋々学園へ。 そこには、火炎魔法、氷結魔法、雷撃魔法など、派手な魔法を操る生徒たちがいた。
「先生、掃除魔法って何ができるんですか?」 「攻撃力ゼロって聞いたんですけど」 「地味すぎて寝そうです」
誠は苦笑しながら、教室の黒板に向かって手をかざした。
「掃除魔法、発動」
黒板がピカピカになり、チョークの粉が消え、空気が一瞬で澄んだ。 生徒たちはざわつく。
「え、なんか…気持ちいい…」 「集中力が上がった気がする…」 「視界がクリアすぎて、逆に怖い…!」
その日から、誠の授業は“瞑想効果がある”と評判になり、学園内で「モップの賢者」と呼ばれるようになる。
さらに、誠が掃除したトイレは“魔力回復スポット”として生徒に大人気に。
「先生、あの便器の前で魔法の精度が上がるんですけど!」 「俺、あそこに住みたい!」
誠は頭を抱えながらつぶやいた。
「俺、異世界でトイレの神になってる…」
だが、学園の奥には、掃除魔法を“禁忌”とする古代魔導書が眠っていた――。
イエイ