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汗が輝く高校生
高校の運動場。
砂ぼこりが舞っている。
「アーカリちゃん!」
「うわっ」
後ろからヤナギがのしかかってきた。
「うわってなんだようわって~」
ヤナギは足をぶらぶらさせて、全体重をかけてきた。
進級から数日が経ったが、なぜかアカリはヤナギに好かれていた。
弁当を食べれば横に来て、一緒に売店一番人気の生クリームパンを食べ始める。
トイレに行けばトイレの入り口で待ち伏せされる。
しかもヤナギは有名なので、一緒にいるととても目立つ。
人の目を気にするタイプのアカリにとっては、心底迷惑だった。
「なんなの?やめて・・・」
アカリはヤナギを押しのけた。
「なんでぇーーケチ~」
ヤナギは口を尖らせた。そして次はアカリの手首を持って引っ張る。
「まぁいいや!ほら、体育始まるから行こ!」
「え、ちょ、ああああああ!」
そのままアカリはヤナギに連行された。
「えー、今日は男女別にグラウンドを走るぞー、そろそろマラソン大会あるからな」
「マラソン」の言葉にクラスの生徒たちは落胆した。
・・・ヤナギを除いて。
「おーーーー!!!久しぶりに走れるなーー!」
ヤナギは心底楽しそうに両手を上げてバンザイをする。
「ねーせんせー」
ヤナギは手をあげ質問した。
「なんだー?」
「男子が走る時は走っちゃダメなん?」
「別にいいぞ」
「やったぁぁぁ!!!」
周りがざわついた。なんで無駄に走りたがるんだ、と。
今年の体育の教師は元、ヤナギの担任なので、ヤナギの扱い方も生態もわかっている。なので驚くことなく、軽くOKした。
「最初は男子な、柳瀬、走りたいなら並べー」
「はぁーい」
男子+ヤナギがクラウチングスタートの体形になる。
「よーい・・・」
辺りが静まり返る。
「ドン!」
一陣の風が吹く。
ヤナギが砂を蹴る。他の男子達も一斉に走り出した。しかし、
ダダダダダダダ・・・・
ヤナギの速さは尋常じゃなかった。
「え、何あれ・・・」
アカリは困惑した。周りも不思議な顔をしている。
「FOOOOOOO!!たーのしいーー!!!」
ヤナギは走りながらはしゃいでいた。雲一つない空と白いグラウンドをバックに満面の笑みで猛ダッシュしている。
「・・・・はぁ・・・・」
一度親の顔を見てみたい、アカリはそう思った。
そんなことを考えているうちに、ヤナギはあっという間にグラウンドを一周していた。
「あーーーーーーー!!!!楽しかった!!!!」
満面の笑みだった。
「次はアカリちゃんだね、頑張れー!」
ニッコリと笑い、アカリを応援しているヤナギは、純粋無垢だった。
「・・・はぁ、まぁ・・・」
アカリもこれには、悪い気分はしなかった。
がしかし、アカリはほぼ最下位だった。
ネタが浮かんでこなくて、途中だけどあとがき書いてます・・・。
どうしよう・・・テストの点もやばかった・・・。
あぁヤバい・・・これただの愚痴だわ・・・。
ちょっとこのままだとほんとに自分の愚痴なんでやめときます。
えーと、この小説は最後までゆっくり頑張りたいので、読んでくれると幸いです。んじゃね!