公開中
わん太世界侵略計画
わん太
南国のリゾートホテル。
白い波の音を聞きながら、わん太は静かにニュースを眺めていた。
『静岡県内で正体不明のサイバー攻撃』
『行政システム障害』
『地下組織の存在か』
わん太は口元を歪める。
「始まったな」
机の上には、一枚の設計図。
そこには巨大な文字で書かれていた。
# わんデット計画
---
数十億円の資金。
海外口座。
違法AI。
武装ドローン。
そして能力者。
わん太は裏社会の人材を集め、“静岡県独立支配構想”を進めていた。
「日本は狭すぎる」
彼は会議室で言う。
「まずは一県。
小さな国を作る」
暗い地下施設。
長机を囲む異様な面々。
---
## 包帯
全身を包帯で覆った男。
かつて格闘家だったが、闇の大会で敗北。
その後、“殺意の波動”に目覚めた。
感情が高ぶると空気が歪む。
「俺は壊すだけだ」
彼が拳を握ると、机がひび割れた。
---
## いっくん
天才ハッカー。
十五歳で国家サーバーへ侵入した伝説を持つ。
「静岡県庁の防衛?
三分かな」
ポテチを食べながら笑う。
---
## ことね
情報操作の専門家。
SNSを使い、大衆心理を操る。
「人間って簡単だよ。
三日あれば敵を悪魔にできる」
---
## みょん
謎の剣士。
音もなく動き、気づけば背後にいる。
「斬れば静かになる」
誰も彼女の過去を知らない。
---
## 博麗の巫女の拓也
異様な霊能力を持つ男。
札を貼るだけで監視カメラが狂い、電波が乱れる。
「結界は完成している」
その目は赤く光っていた。
---
## Lemonade
世界指名手配級ハッカー集団。
今やわん太直属。
「静岡全域のインフラ、乗っ取れるよ」
モニターに市街地マップが映る。
---
そして。
わん太は宣言した。
「お前たちは今日から“わんデット”だ」
部屋の照明が赤く染まる。
全員が静かに笑った。
---
三週間後。
静岡県で異変が起こり始める。
信号停止。
通信障害。
謎のフェイクニュース。
地下鉄システムエラー。
県警は混乱した。
「犯人は誰なんだ!?」
だが痕跡がない。
全てが完璧に操作されていた。
---
深夜。
廃工場のアジト。
わん太は地図を見る。
「次で終わる」
その時。
巨大な鉄扉が開いた。
ギィィィ……
全員が振り向く。
そこに立っていたのは――
紫色のジャージを着た巨漢。
異様な威圧感。
サングラス。
そして肩には大量のピーマン。
「お呼びか?」
空気が止まる。
わん太だけが笑った。
「待ってたよ」
「俺が最後の駒か」
「ああ」
わん太は立ち上がる。
「紹介しよう」
「わんデット最後の幹部――」
# ピーマゾ
その名が告げられた瞬間。
地下施設の照明が一斉に消える。
暗闇。
そして低い声。
「静岡は俺たちのものになる」
---
同時刻。
静岡県庁地下。
誰もいないはずの監視室で、古いモニターが突然点灯した。
砂嵐。
ノイズ。
そして表示される文字。
# WANDEAD IS COMING
次の瞬間、県内全域の電気が落ちた。
静岡が、沈黙した。