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昔助けてくれた男子と同じ中学校になりましたが… (6)
ミニトマト
「なんで荒本のことを庇うんだ?」
まぁそう聞かれるわな。
「人を殴ったのは、私を助けるためやってん。私がいじめられてて、剛史が止めてくれたけど、聞かんかったから私が泣いちゃって、それで相手を殴って黙らせてくれてん。」
流石に詳しくは言わん方がいいやろうからそこだけを言った。
「俺たちが誤解してたのか?それだったんならごめん。」
まだあまり信じてはいなさそうだけど、ひどく避けたりはしなくなったように思う。
数日がたった日の休み時間。
私は菜乃と話し合がら次の授業の準備をしてた。
「なぁなぁ、真希ってさ、荒本のこと好きなん?」
「へ?」
ニヤニヤしながらそう聞いてきた。
「真希が人をかばってデカい声出すなんて滅多にないやん?」
コ、コイツ…!私のことをよく知ってしてやがる…!
「さ、さぁね?どうやろな?ちょっとトイレ行ってくる。」
「あはっ!真希って誤魔化したい時ってだいたいトイレ行ってくるっていうよね!」
「ち、違うし!普通に行きたいだけだし!」
「これは本当っぽいね。真希って人と話してたら行くタイミング逃していけへんくって、切羽詰まってきたら足首を後ろで組んで揺らすよね。今それだから行ってらっしゃい。」
「そんなとこまで詳しく知ってたら逆にキモいんですけど。」
そう言いながらも、ここまで理解してくれている友達はそんなにおらんのでありがたくトイレに行かせてもらう。
トイレの個室から出た瞬間声をかけられる。
「堀井さん。あんたに話がある。」
「なん、何?」
手も洗っていないというのに同じクラスの|畑中 実音《はたなか みお》に話しかけられた。
「あんた荒本と違う小学校のくせにどこで知り合ったん?」
「とりあえず手を洗って外に出るから外で待ってて。」
そう言って追い出し、手を洗って息を整え外に出る。
「まぁいろいろと。」
「はぁ?」
それだけ言って教室へダッシュ。
「まだチャイムなってへんけど全員そろったから始めるわ。」
と、授業が始まってくれたおかげで、これ以上追求されることはなかった。