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七夕の日に。
私の七夕の短冊に書いた内容は「次のテスト学年1位」です。
前回2位。
今日は七夕。
私の住む町の商店街には、この日、大きな笹が飾られていた。
横には机があり、その上には短冊とペンが置いてある。
この町には、七夕の日になると、この笹に願い事を書いた短冊をつるす、という習慣がある。
私も、学校帰りに、その笹の前にやって来ていた。
(どうしようかな、、、彼氏が欲しい、とかにしようかな、、、)
願い事を書くのを迷っていると、トントン、と肩をたたかれた。
友達かな、と思って見てみると、そこには小さな男の子がいた。
普通にしていると私の肩に手が届かなかったようで、背伸びをしている。
「どうしたの?迷子になっちゃったのかな?」
男の子にそう聞くと、男の子は首を横に振った。
「あのね、ぼく、おねがいごとがあるの」
男の子はそういった。
「お願い?それなら、大人に言ったほうが、、、」
すると男の子はまたもや首を横に振り、
「そうじゃなくて、たなばたのおねがい」
と言われ、私はああそっちかと納得し、同時にソレを連想しなかった自分を馬鹿だな、と思った。
私は男の子のために、短冊とペンを取り、渡した。
「ここにお願い事を書いて、この笹につるすんだよ」
笹を指さしながら、私はそういった。
「お姉さん、ありがとう」
そう言って、男の子は短冊に願いを書き始めた。
「書けたよ」
男の子がそう言ったので、笹につるすんだよ、といった。
男の子は、彼でも手が届く低い位置に短冊をつるした。
瞬間、男の子は消えてしまった。
私は驚いた。
そして、男の子の書いた短冊には、こう書かれていた。
「おかあさんとおとうさんにあいたい」
あの後、私はスマホでこの辺りで起こった事故について調べた。
すると、あの辺りで昔、一家三人が事故に会い、亡くなったというニュースを見つけた。
それから、あの商店街の辺りで、誰もいないのに気配がしたり、幼い子供の泣き声が聞こえるようになったという。
(もしかして、あの男の子は幽霊だったのかな)
事故に会い、死んであの世へ行くところを何故か両親と同じ場所に行けず、あの辺りを一人で彷徨っていたのだろうか。
あの子はまだ幼かった。
その寂しさは想像を絶するものだろう。
(それなら、あの世でお父さんお母さんと会えてたらいいな)
いや、きっと会えているだろう。
今日は、七夕なのだから。
1年に1回の七夕なのでそれに関連した短編を書きました!!
現在充電が1%でピンチです、、、間に合って良かった。