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相棒動物
俺たちは、昨日から治安特別防衛省の人間になった。
そして今日、みんなで渡された地図の場所へ行く。
そこには、大きな建物があり、その入り口には舞雪さんが立っていた。
舞雪「みなさん、よく来てくれましたね。早速中へどうぞ。」
舞雪さんは笑顔で案内してくれた。
そして、俺たちが連れてこられたのは、広い体育館のような場所。
悠「すみません、ここで何をするんですか?」
龍太「体育館っぽいっすけど…。」
紗季「あら、目の前にあるボタンはなんでしょう?」
縁の言葉で、みんながステージの上を見る。
そこには、突如として現れた赤、青、黄のボタンがある。
萌奈「これなぁに♡?」
菜々「お、推していいんでしょうか…?」
みんな困惑している。
舞雪「みなさんには、これから相棒となる動物を決めてもらいます。赤は陸の動物。青は海の動物。黄は空の動物です。これらの動物たちは特殊な訓練を受けているので、仲間は絶対に攻撃しませんよ。」
マジか、と悠は思った。
陸はともかく、海や空で生きる動物を訓練で手懐けるのはかなり時間がかかるはずだ。
千歳「完全ランダム制?」
縁「確かに、そこが気になりますわね…。」
舞雪「種族は選べますが、生き物は完全ランダム制です。」
なるほど、だんだん仕組みがわかってきたぞ。
紗季「じゃあ、悠が最初に押してよ!」
悠「えっ、わ、わかった!」
紗季の圧に押されて、自分の飛行能力を思い出して黄のボタンを押す。
出てきた生き物は…。
鷹だ。
菜々「か、かっこいい…!」
龍太「イメージにあってんじゃないか!鷹使いってすごいイメージあるぜ!すごいってことはお前だろ!」
そうか…?と思いながら鷹に手を伸ばす。
すると、驚いたことに、鷹はサッと手の上に乗ってきた。
舞雪「鳥類は、手を差し出すと手の上に乗りますよ。それから、敵の方向へ手をばっと出すと、手の上に乗っていなくても敵の方へ飛んで攻撃しに行きます。鷹の場合は、攻撃だけじゃなく、ナイフや拳銃くらいなら奪えます。」
舞雪さんが、丁寧に説明してくれた。
試しに俺は、許可をとり、近くにあった的に向かって指示を出した。
鷹は迷うことなく突っ込んでいって、的に当たるどころか的を破壊した。
みんな「あ。」
悠「これやっちゃった…?」
紗季「ちょっとちょっとちょっと!?的壊れたわよ!」
千歳「大丈夫〜?」
俺たちが焦っていると、舞雪さんは相変わらず落ち着いた様子で教えてくれた。
舞雪「大丈夫ですよ。さっきも言いましたが、動物たちは特殊な訓練を受けているので攻撃力が跳ね上がっています。なので、的は壊れてもいいようにたくさん予備があるんですよ。」
萌奈「なるほど〜。」
縁「それくらい攻撃力が強い相棒じゃないと負けるってことなんでしょうか…。」
舞雪「そうですね、敵の強さにもよりますが。」
悠「へ〜。」
みんなで話しながら、みんな次々にボタンを押す。
紗季は赤のボタンで、メスライオン。
紗季「でっっか…!え、これって連れて行けるの?」
舞雪「ライオンなどの大きな動物は、あとで配る指輪に入れて連れていけますよ。」
どんだけ近未来的なんだ。
菜々は青で、シャチ。
菜々「え、めちゃくちゃ大きい…。私の体の何倍あるんだろ、ってか陸で大丈夫なの…?」
舞雪「青のボタンから出てくる水生生物は、陸でも生きられるので安心してください!」
一体どんな教育をしてるんだろう。
縁「じゃあ私は…。赤!」
縁は赤で、サバンナキャット。
縁「あら、強そうな猫ね。」
舞雪「サバンナキャットは、サーバルキャットの血が強いのでかなりの攻撃力ですよ。」
物知りすぎるだろ。
龍太は黄で、鷲。
龍太「悠の鷲と対になってる感じがしていいな!」
舞雪「扱い方は大体鷹と同じですね。あと、鷹との協力もできますよ。」
すごいな。今度一緒に訓練とかしようかな…。
萌奈は赤で、ラブラドールレトリバー。
萌奈「待って、めちゃ可愛い♡」
舞雪「ラブラドールレトリバーのような大型犬は、その体の大きさを利用して全力でタックルすることもできますよ。」
相手人間なら即死だろ。
千歳は青で、ホホジロザメ。
千歳「かわいいなぁ…。」
舞雪「ホホジロザメは、敵を丸呑みしますよ?」
ヒエッ…。
舞雪「それではみなさん、それぞれのボタンの色のペンダントをあげるので、これで動物たちをしまって移動してください。また明日ここに来てくれればと。」
悠「わかりました!ありがとうございます、じゃあみんな、戻ろうか!」
紗季「わかった!」
龍太「明日もお願いしまーす!」
相棒を決めた1日は、過ぎて終わった。
また明日。