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第二話 魔王様、美味しいですか?
魔王様、城を捨てて庶民飯食べ歩き 第2話
魔王城から脱走した魔王様。転移した先は、、、?
な、なによここ、、、人が多いわ。
きらきらと光る提灯に、子供たちの笑い声、市場の様に店を構えている人間。そしてそこに群がる人間、人間、人間、、、、、一人は袋に魚を入れて喜んでいる
「もう!なんなのよ!」
そう叫んで周りが一瞬こちらを見たけど、すぐに店に視線を戻す。冷たい人間ね。
そう思ってたら小さな女の子がこちらに駆け寄って来た。
「おねえちゃん、だいじょうぶー?」
「お、お、おねえちゃん!?私は魔王よ!」
不思議そうに見つめてくる。それにしても私をおねえちゃんだなんて。失礼な!
「からあげ、いっこあーげーる!」
差し出されたのは棒についた肉の塊。食事には興味ないわ。だけど、、、
パクっとそのまま口に入れる。その瞬間、口に広がる香辛料と、油と塩の味。それだけなのに。初めて食べるまともな味のあるものだった。
魔界では食事など栄養補給に過ぎない。それに肉など魔物の食べ物だ。
なのに、なのにこれはぁっ、、、!
「おねえちゃんどうしたの?」
「べ、べつになんともないわ!それより、ここは何なの?」
案外素直に教えてくれた。ここは神社?という場所で、人間がたくさん群がる「お祭り」というものをやっているらしい。
「う、うちの子がすみません、、、!」
さっきの女の子の母親だと思われる人間の女が女の子を連れてどこかへ行ってしまった、、、、。まだ聞かなきゃいけないことあるのに一!
それにしても妙だな。この場所、神社にとんでもない魔力が感じられる、、、、
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そのころ、魔王城にて。
「魔王様、インクの補充を、、、!魔王様!?フローライト様!?」
見てみると、窓が割れている。内部から割れている。
侵入者か?またまた勇者の陰謀か!?
「、、、まぁ、フローライト様なら、すぐに帰ってくるだろう。今までも勇者をぎたぎたに、、、嗚呼、想像もしたくないな。おっと、猫の餌の時間だな。」
大丈夫、今までと同じように、戻ってくるだろう。いや、攫った勇者の方が心配だ。