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#2 カウンセリング
前回のあらすじ
ルキアは授業中寝てしまい、周りの人達に笑われた。
休み時間のときに幼馴染の穂希に注意されてつい、怒ってしまった。
その後、先生に呼び出された。
「ルキアさん、相談室に行きましょう。いったん、落ち着いてください。」
「いいっす。俺、落ち着いてるんで。」
「だめです。いきましょう。」
無理やり連れて行かれた。カウンセラーが座っていた。
「手首、見てもいいかな。」
「勝手にしろ。」
そうやって、手首に巻かれた包帯を外された。
「また、やっちゃったの?でも、えらいね。この前より減ってる。」
泣きそうになるのをグッとこらえた。
「しらねーよ。」
「ねぇ、なにか辛いことない?自分のペースでいいから話してほしいな。」
「ねぇよ。話したいことなんて」
「そっか。そうだ、この前の約束覚えてる?けん玉で落とさずにもしかめするって約束。」
どうでもいい。勝手にしとけ。
カッ、カッ、カッ、カッ
玉は宙に浮きながらお皿に乗る。
「できたー!できたよ!ルキアさん!」
カウンセラーは嬉しそうだ。その笑顔につい笑ってしまった。
「__フフ__」
「あっ!笑った!」
「わ、笑ってねぇし。」
気を緩めた瞬間に目から涙が出た。
「えっ!?あ、ごめんね!は、はんかち!こ、これ!」
「い、いや。ちげーし。お前悪くねーよ。」
「え、じゃあどうして?ゆっくりでいいから、話してごらん。あ、ココアついでくるから待ってて。」
どうしよう。言おうかな。でも、嫌われたらどうしよう。
コトッ。
コップに注がれたココアを一口のんだ。熱いけど、美味しかった。
俺はココアを持ったまま話した。
「俺、授業のときにさ。寝ちまってよ。先生に起こされて。その時みんなが笑ってた。しかも、穂希は注意してきて。それに腹がたった。」
「その時、どう思った?」
「腹がたったし、いなくなりたかった。」
「そっか、話してくれてありがとう。嫌だったよね。でも、なんでクラスのみんなは笑ったんだろう。」
「俺がキモいからだろ。俺、女だし。」
「そうかな?キモいとは思わないよ。今の時代こういう人たくさんいるから。個性だと思うよ。」
ふと、穂希を思い出した。穂希も言ってったっけ、
「うるせー。」
そう言って俺はココアを飲みほしてから席を立ち、教室を出た。
「また、きてくださいね。」
来るもんか。まだ、喉が燃えるように熱かった。ココアを一気飲みしたせいだ。
廊下には誰もいなかった。授業中だった。
俺はすぐにトイレに入ってポケットにあるカッターを取った。
**カチカチカチ**
トイレ中に響いた。
`シュッ、シュッ`
手首を何度も何度も切った。
チャイムが鳴ったので、ティッシュで血を拭き取り、巻いてあった包帯を巻き直そうとした。
だが、粘着力が無くなっていたので包帯を剥がし、新しいのに張替え、トイレの扉を開けた。
「あ、ルキアさん。次の授業は算数だから、準備しておいてね。」
「うーい」
はぁ、だりぃ。それから、6時間あった授業すべて寝た。
「それでは、また明日。さようなら」
『さようなら』
「ルキアっ」
穂希に呼ばれたが無視した。話したくなかったから。
俺は一番に教室を出て、走って家に向かった。
「ただいまー」
今日はまだ、ママが帰っていなかった。
「パパ、ただいま」
仏壇の前で手を合わせた。
その後、冷蔵庫からコーラと、食べさしのポテチを取り、自分の部屋へ行った。
「にゃーお」
「ただいま、ミケ。」
こいつは、俺んちの猫だ。
ソファに座り、スマホを見ながらポテチを食べていた。
いつの間にか、寝ていた。
んー終わるのが難しい