パパがなくなりルキアは変わった。
クラスのみんなとも、幼馴染の穂希ともうまくいかなかった。
10歳の誕生日になり、幼い頃パパから貰ったネックレスについている星を開けると...
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目次
#1 悪魔の世界?
この世界に地球は2つある。
1つは人間界でもう1つは悪魔の世界。
さぁ、悪魔の世界へ飛び込んでみませんか…?
**この世界は2つある**
小さい頃、パパが言ってくれた。
「この世界はね、2つあるんだよ」
「えー?なんでなんで?パパも行ったことあるのー?」
「もちろんあるよ。いつかルキアも行くと思うよ」
「じゃあ、パパ!一緒に行こうね!」
「うん。絶対行こう。約束だ!」
数年後、パパは亡くなった。私が6歳の時だった。
パパが亡くなる前私に行った。
「この世界は2つあるって言ったの覚えてるか?」
「うん、もちろん。」
「もう1つの世界にはな、悪魔がいるんだ。」
「悪魔!?悪いの?」
「全然、ちっとも悪くない人たちだよ。いいか、ルキア」
「ん?なに?」
「これ、あげる。」
パパに渡されたのはネックレスだった。星が付いていた。
「いいか、10歳の誕生日になったらこのネックレスの星を開けるんだ。それまで、絶対に開けるんじゃないぞ。約束だ。」
「うん、わかった。10歳の誕生日まで待つよ。」
やっと、10歳になった。今日が私の誕生日。
「パパ、行ってきます。」
仏壇の前で手を合わせてから家を出た。
「ルキアちゃん、おはよー!」
「おはよー。って、ちゃん付けやめろよ。」
「もー!ルキアちゃんったら、ほんと男の子らしいんだから〜!」
「うるせっ!早く行くぞー」
俺の友達の、穂希(ほまれ)だ。穂希はずっと、俺といてくれる。こんな、俺に…
「あ!そうだ!」
「ん?忘れ物か?」
「ううん、違うよ。ルキアちゃん、誕生日おめでとー!」
「あ、ありがと。////」
「照れてる〜?」
「照れてねぇよwほら、行くぞ。」
そう言って、教室へ向かった。今は小5で俺も、穂希も5年4組だ。
「ーーーーこれで、朝の会を終わります。」
「はぁーーーーーー。朝の会ってほんと長いよねぇ」
「それなー。がち長すぎだろ。」
朝の会は嫌いだ。長過ぎる。
「どした、ルキア?」
学校で穂希はちゃん付けをしないでくれる。
「__なんで、俺といるんだろ。__あ、なんでもない。」
「なんでだと思う?ていうか、なんで思うの。」
「き、聞こえてたのか。だって、俺本当は女子だぜ?なのに男っぽくしてさ。キモいって思わないのかなぁって。」
「キモいって思わないよ。私はルキアといて楽しいもん!ていうか、今の時代こういう人だっているよ。私は個性だと思うなぁ〜」
「そっか、ならいいんだけど。」
キーンコーンカーンコーン
「それじゃあ、授業を始めます。ほら、席についてー」
「やべっ、準備してねぇ。んじゃ。」
ねみぃ。国語は長い。45分授業なはずなのに。
「ルキアさん、ルキアさん」
「はっ!」
「おきてください。それでは、ココ読んで。」
「はーい。」
クスクス
**チッ**
このクラスはだいっきらいだ。俺のことを笑いやがって。
音読し終わり、席に座った。その後俺は伏せた。
はぁ、早く終わんねぇかな。
キーンコーンカーンコーン
「はい、じゃあ終わります。次の時間の準備をしておいてねー」
『はーい』
「ねぇ、ルキア!ちゃんと起きてなきゃだめでしょ!」
「**うっせ!国語は寝るためにあるんだよ。くそが。あっちいけ。**」
腹が立っていた。なんで寝ちゃいけねぇんだ、なんで笑われねぇといけねぇのか。
「ルキアさん、ちょっとおいで。」
はぁ、またか。
「うーい。」
ルキアは一体なにを言われるのか。
#2 カウンセリング
前回のあらすじ
ルキアは授業中寝てしまい、周りの人達に笑われた。
休み時間のときに幼馴染の穂希に注意されてつい、怒ってしまった。
その後、先生に呼び出された。
「ルキアさん、相談室に行きましょう。いったん、落ち着いてください。」
「いいっす。俺、落ち着いてるんで。」
「だめです。いきましょう。」
無理やり連れて行かれた。カウンセラーが座っていた。
「手首、見てもいいかな。」
「勝手にしろ。」
そうやって、手首に巻かれた包帯を外された。
「また、やっちゃったの?でも、えらいね。この前より減ってる。」
泣きそうになるのをグッとこらえた。
「しらねーよ。」
「ねぇ、なにか辛いことない?自分のペースでいいから話してほしいな。」
「ねぇよ。話したいことなんて」
「そっか。そうだ、この前の約束覚えてる?けん玉で落とさずにもしかめするって約束。」
どうでもいい。勝手にしとけ。
カッ、カッ、カッ、カッ
玉は宙に浮きながらお皿に乗る。
「できたー!できたよ!ルキアさん!」
カウンセラーは嬉しそうだ。その笑顔につい笑ってしまった。
「__フフ__」
「あっ!笑った!」
「わ、笑ってねぇし。」
気を緩めた瞬間に目から涙が出た。
「えっ!?あ、ごめんね!は、はんかち!こ、これ!」
「い、いや。ちげーし。お前悪くねーよ。」
「え、じゃあどうして?ゆっくりでいいから、話してごらん。あ、ココアついでくるから待ってて。」
どうしよう。言おうかな。でも、嫌われたらどうしよう。
コトッ。
コップに注がれたココアを一口のんだ。熱いけど、美味しかった。
俺はココアを持ったまま話した。
「俺、授業のときにさ。寝ちまってよ。先生に起こされて。その時みんなが笑ってた。しかも、穂希は注意してきて。それに腹がたった。」
「その時、どう思った?」
「腹がたったし、いなくなりたかった。」
「そっか、話してくれてありがとう。嫌だったよね。でも、なんでクラスのみんなは笑ったんだろう。」
「俺がキモいからだろ。俺、女だし。」
「そうかな?キモいとは思わないよ。今の時代こういう人たくさんいるから。個性だと思うよ。」
ふと、穂希を思い出した。穂希も言ってったっけ、
「うるせー。」
そう言って俺はココアを飲みほしてから席を立ち、教室を出た。
「また、きてくださいね。」
来るもんか。まだ、喉が燃えるように熱かった。ココアを一気飲みしたせいだ。
廊下には誰もいなかった。授業中だった。
俺はすぐにトイレに入ってポケットにあるカッターを取った。
**カチカチカチ**
トイレ中に響いた。
`シュッ、シュッ`
手首を何度も何度も切った。
チャイムが鳴ったので、ティッシュで血を拭き取り、巻いてあった包帯を巻き直そうとした。
だが、粘着力が無くなっていたので包帯を剥がし、新しいのに張替え、トイレの扉を開けた。
「あ、ルキアさん。次の授業は算数だから、準備しておいてね。」
「うーい」
はぁ、だりぃ。それから、6時間あった授業すべて寝た。
「それでは、また明日。さようなら」
『さようなら』
「ルキアっ」
穂希に呼ばれたが無視した。話したくなかったから。
俺は一番に教室を出て、走って家に向かった。
「ただいまー」
今日はまだ、ママが帰っていなかった。
「パパ、ただいま」
仏壇の前で手を合わせた。
その後、冷蔵庫からコーラと、食べさしのポテチを取り、自分の部屋へ行った。
「にゃーお」
「ただいま、ミケ。」
こいつは、俺んちの猫だ。
ソファに座り、スマホを見ながらポテチを食べていた。
いつの間にか、寝ていた。
んー終わるのが難しい
#3 いざ、魔界へ!
前回のあらすじ
ルキアはカウンセリングを受けるも悩みは解決しなかった。
そのためリスカをして気を紛らわせていた。
学校が終わって走って家に帰り、ソファに座っているといつの間にか寝ていた。
コンコン
「入るよー」
俺はノックの音で目が覚めた。
「おかえり、ルキア。」
「......」
俺はパパが亡くなって以来話していない。
「どした?暗い顔して。具合悪い?」
首を振った。
「そう、なら良かった。そうだ、今日ルキアの誕生日でしょ?パパがくれたネックレス持ってる?持っておいで」
そう言われたので、俺は机の引き出しを開けネックレスの入った小さな箱を取った。
「ここ、座って。」
ソファに座った。久しぶりだな、母さんと隣り合わせ。
「開けて、ネックレスを取り出して。」
パカッ
蓋を開け、幼い頃パパに渡されたネックレスを取った。金属製なのにサビ一つなくとてもきれいだった。
「パパが言ったこと、覚えてる?ここ、開けてごらん」
指さされたのはネックレスについた星だった。その星には少しくぼみがあり、そこを使って星を開けた。星の中には薄紫の背景にたくさんの星と2つの月があった。
「この写真は、魔界の夜空なんだ。ママとパパはここで出会ったんだ。」
「__えっ__」
「驚いたでしょ?実はパパは悪魔なんだ。」
「!?」
「この写真は、パパがママにプロポーズしてくれた日にとった写真なんだよ。あなたは、悪魔と人間のハーフなんだ。」
意味がわからない。パパが悪魔?というか、魔界って本当にあるんだ。
「魔界に行かない?1回だけでもいいからさ。」
「なんで、いかねぇといけねぇんだよ。」
つい、声を出してしまった。
「聞いたよ。学校であったこと。学校休んでいいからさ、魔界へ気分転換しに行かない?」
魔界で気分転換?嘘だろ。幼い頃聞いたことがあった。魔界へ行った人間は全員食われる。
「食われるって思ったでしょ?大丈夫だよ、悪魔のハーフは食べられないから。」
「**だけど!**なんで、俺が__行かねぇといけねぇんだよ__」
「行ってほしいからだよ。ママはルキアのことが大好きなの。最近、ルキアが夜泣いていること知ってるんだよ。ママは学校いかなくていいと思ってる。いきたいなら、魔界の学校へ行ってもいい。」
「ま、魔界の学校?」
「そう、魔界には学校があるの。その学校は人間で言うと10歳になったら行けるんだ。1度でいいから、体験に行ってくれないかな。パパと約束したんだ。ルキアが学校に行くの辛くなったら魔界の学校に体験に行かそう!そうすれば、ルキアの気分も変わるはず!ってね。」
「なんで、10歳なの。」
「悪魔でいう1歳は人間で言う2歳なの。」
「魔界って、楽しい?もう、クラスで笑われない?」
「うん、楽しいし、クラスで笑われることなんてないよ。」
「そっか。じゃあ、行ってみたい。」
「じゃあ、ネックレスの星にある写真を人差し指で押さえながら『little devil』って」
「う、うん。」
写真を人差し指で押さえ言った。
「little devil」
すると、目の前が急に眩しくなったので目を閉じた。
「ルキア、ルキア!」
ママの声がしたので、目を開けると目の前には写真に写っていたような夜空があった。
「きれい」
「でしょ?魔界へようこそ!」
「ま、ママ?と、隣にな、なんか、で、でっかいやつが、、、」
「あぁ、この子は私の相棒のうーちゃん。うさぎでかわいいでしょ〜!」
うーちゃんは、薄紫色で、羽がついていて尻尾が少し長かった。
「ルキア、今から魔界へ初めてきたときに絶対にやることをするよ。」
ポンッ
目の前に現れたのはタマゴだった。
「今からルキアの相棒を決めます!このタマゴに手を当てて、自分の相棒をイメージしてみて。そうして、『summon』って言ってごらん」
そう言われて手を当てイメージしてみた。
どんなのだろう、大きいのか?それとも小さいのか?色は?どんな形?
5分近く手を当てながら悩んでいた。やっと、自分が思った相棒が思い浮かんだので
「summon」
といった。すると、卵の殻が割れ、現れた俺の相棒は........
一体何が現れたのか。