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怪異課異聞録②:人面犬
黒井堂記
楠木麻武
蛾畑衣脈
千巣羅清史難
「こんにちは!!」八「えっと…誰ですか?」千「|千巣羅《せんすら》 |清史難《きよしがた》です!!」沖「は?」遠「まあ…それよりも。黒い男の尻尾でも掴めればなんでもいいが…一切掴めないのだな」沖「何やっても目撃情報がないんですよ」八「…ん?」電話が鳴っている。遠「私が出る」「…あーもしもし。68号から⬛︎⬛︎を。」電話が切られる。遠「…は?」沖「誰だ?どういう目的だ?」八「68号って確か…いろんな事故があって封鎖されたとこですよね」遠「行くぞ。」沖「え?」遠「相手の素性がわからなくても、それでも行くのが我々だ。怪異課の任務は全うしなければ死刑執行になるだろう。」
車に乗り、68号のイエローテープを突き破り68号へ向かっている。
八「…警察なのに、いいんですかね」沖「怪異課は一部のコアな隠謀論者ぐらいにしか知られてないし、それでも噂話程度だ。」千「リソースはどこなんですか?」沖「怪異課には俺たちだけじゃない。」八「この世に11人居て、その内の4人が私たちなんですよね」遠「割と少な…」千「…ん?」窓の外を一瞬だけ動物ぐらいのサイズの影が横切ったような気配がした。沖「あー…気をつけろ、気配は出してくるタイプのやつが一番厄介な怪異だ」千「動物…人面犬とか?」遠「鋭いな、能力か?」千「『巣』っていう能力です」八「どういう能力ですか?」千「覚えてませんけど…`あの人`からは『探知』とか言われてたような…」沖「あの人…?」千「人…でしたっけ、足以外は人でしたよ」遠「足以外…」八「遠藤さんどうしました?」遠「ああいや、なんでもない。運転に集中する。」しばらく車を走らせていると、何かが車体の横に当たった。沖「…なんだ?おい、念の為…あの…なんだ、天井にあるあのなんか掴むやつに掴まっとけ」千「はぁい!!」遠「…ん?」「…お…」中年の声である。遠「聞こえなかった、もう一度」「おい、俺は今1人で走ってんだ、邪魔すんじゃねえあっち行きな」外を見ると、人面犬がいた。沖「は!?」八「そういえば道路とかにも出てくるんだった!!」遠「…」遠藤がそのまま車を前進させる。人面犬が遠ざかって行く。千「…え?」遠「面倒なやつはスルーすればいい。心得だ。」沖「その通り…か。」遠くに真っ白な正方形の建物が見える。遠「…あれか?」沖「あれだろ」千「あれですね」八「あれだ」遠「おし、行くぞ」地面がアスファルトの部分があり、恐らくそこが駐車場なのだろう。そしてそこに車を停めると、建物へ全員で歩き出す。「…あ、あぁ…」建物から出てきたのはこの世の全ての「無関心」を一つに収束したような存在だった。白衣を着てメガネを着けて、長身だがその目は光が全くなく、ジト目で気だるげだった。白髪でポニーテールを作って肌が不健康に見えるぐらい白い。白衣「⬛︎⬛︎、持ってきたのか。」なぜだ。ノイズで聞こえない。千「えっと…その…なんかってなんですか?」白衣「聞こえなかったのか?⬛︎、⬛︎、だ。」2文字であることはわかる。しかしそれ以上の情報が開示されない。遠「…戻るか?」白衣「`あいつ`に頼った方がよかったか。」その直後、黒い霧と共に黒スーツと黒いズボンを着て、黒い帽子に顔を隠した男がやってきた。黒い、男だ。黒「…」黒い男は白衣に何かを渡した。それは概念だったが、どのような概念と捉えればいいのだろうか。黒「…おや。」黒い男は、八蘭を見た。いや、そうだったのかもしれないし、千巣羅か、遠藤か、沖田。それとも白衣を見たのかもしれない。沖「…黒い男、間違いないな?」黒「世間ではそう呼ばれているのですね、コンパクトで呼びやすく、良い名称ではありませんか」遠「陽気だな、この白衣の奴とどういう関係だ」黒「いいえ、それは私の業務の範疇ではありません。`代理人`か`管理者`に話したらどうでしょうか。」黒い男は、黒い霧と共に消えていった。
こんにちは、karusiumuです。果たして次はどのような回になるのでしょうか。
続きを、お楽しみに。