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【 二次創作 】時間外男子 ~ 社会レキくん編 ~
こんにちは .ᐟ
前回 、ヤバめ な 暗い小説で デビューした
優成 ( ゆな )です ˖°ପ(ू ᴗ͈ˬᴗ)ଓ˚˳
今回 は 大大大大大大大大好きな 小説
時間割男子 の 二次創作 .ᐟ
最推し 、社会レキくん編 です ✡:*
科目男子グランプリ の 投票 , 忘れずに .ᐟ
「社会くん~!」
呼ばれて振り返ると、クラスメイトでよく流行の事を話す女の子が。
「どうしたの?」
「今日からショッピングモールで文具フェアやってるんだって!
便利で可愛いのたくさん売り出すらしいよ~」
やっぱり流行に敏感だ。
「そうなの!?ありがと!行ってみるわ~!」
おれが笑顔で返事を返すと、
「うん!じゃあまた明日ね」
そう言って何人かの友達と教室を出て行った。
手を振って見送り、続いて自分も教室を出る。
そのまま帰らず、1組に寄ってから帰ろう。
「優ちゃ~ん!いる~?」
後ろの戸から声をかけ、1組の教室を見回す。
まるちゃんと和佐ちゃんとおしゃべりしている優ちゃんの姿を見つけ、手招きすると、優ちゃんはビュンッとすぐに駆け寄ってきた。
「しゃ、社会くん!?どうしたの?」
あわててる優ちゃんをなだめつつ、
「落ち着いて、優ちゃん。今日さ、これから空いてる?」
と、訊くと。
「え、ええ。空いてるけど・・・・・・?」
「やった!よかった。
これから・・・、おれとデートしよ?」
にこっと笑いかけ優ちゃんの手を取る。
「!?」
顔を赤くして視線をさまよわせる優ちゃん。
「この前、おれ、自分の気持ちとむきあう、って言ったでしょ。その練習。
優ちゃんと過ごしてあれ、考えたいしね」
わけを小声で周りに聞こえないように話すと、
「・・・・・・・・・いいわ、行きましょう」
腹を決めた武士のような顔で引き受けてくれた。
「じゃあ、家に荷物置いてから3:30に××で!」
それだけ言って、教室の中に声をかける。
「まるちゃ~ん!おれ、今日帰り遅くなるって言っといて!特にケイに!」
「うん、分かった~!!」
ケイ、絶対怒るもんな~。まるちゃんに言ってもらえば大丈夫でしょ。
「またね!」
1組の教室を後にし、おれは家へと急ぐ。
おれは、まるちゃんの教科書から生まれた存在で本物の人間じゃない。
だから、親がいなくて、まるちゃんの家に他の科目男子たちとホームステイしてるんだ。
ホームステイ先がまるちゃんの家で良かったなって思う。
まさか、大好きな人とひとつ屋根の下で暮らせるなんて思わないじゃん?
「ただいま~」
「レキくん、お帰りなさい」
帰ると、まるちゃんのおばあちゃん、小梅さんが居た。
「あれ、小梅さん、今日は絵はがき仲間と遊びに行くって言ってなかった?」
「その予定だったんだけどねぇ。体調崩しちゃった人がいてやめたのよ」
風邪だろうか?大丈夫かな。
「そっか~おれ、今からショッピングモール行くけどなんか必要なものある?」
2階の部屋にランドセルを置き、たずねる。
「何もないわよ~、ありがとね。楽しんでいらっしゃい」
ほわほわした優しい笑顔で見送ってくれた。
「うん!行ってきま~す」
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「あ、優ちゃん~!!!やっほ~!」
そわそわして待っている優ちゃんに声をかけると。
「社会くん・・・・・・!」
「文具フェアやってるって知ってる?行ってみようよ」
おれはあえて平然といつものように話しかける。
「・・・そうなのね、行ってみましょう」
そうすると、優ちゃんの緊張もほぐれたようで、笑顔を返してくれた。
よかった、優ちゃんとのデート楽しみたかったから――・・・。
「こっち!」
手を引いて優ちゃんを案内する。
優ちゃんの手から伝わってくる体温が少し上がった気がした。
照れてる?優ちゃん、やっぱり可愛いな♪
なんて思ってたらフロアについた。
「「わぁ~・・・!」」
2人でそろえて声をあげる。
「可愛い・・・・・・!!」
優ちゃんが手近にあったシャープペンを手に取って目をきらきらさせていた。
ひょいとのぞきこむとうすい紫色のチェック柄の大人っぽいデザイン。
優ちゃんに似合う可愛い柄だなぁ。
「それ、可愛いね」
「ええ・・・。欲しいけれどどうしましょう・・・・・・」
迷っている優ちゃんに、
「他のものも見てそれでも欲しいと思ったら買えば?」
って、アドバイスすると「そ、そうじゃなくて」と、優ちゃんが話し始める。
「今、使っているものがたくさんあるから」
「優ちゃんは大人だな~。ま、とりあえず見てこよ!」
そう言って2人で文具を見てまわる。
ノート、えんぴつ、カラーペン、消しゴム・・・
様々な便利でデザインも素敵な文房具がたっくさん。
これ可愛いね、この発想天才じゃない?など優ちゃんと話しながら見る。
やっぱり優ちゃんのことも好き。
でも、まるちゃんといる時間も大切で・・・。選ぶことが、出来るのだろうか?
楽しい時間に感じた、迷い。
ううん、大丈夫・・・。「今」の自分とむきあう。「今」を楽しもう。
自分に言い聞かせる。
「社会くん?」
優ちゃんが心配そうな顔でおれを見ている。
「ん?」
「社会くん」
さっきの口調とはうって変わって厳しい声を出す優ちゃん。
「・・・ごめん。返事のこと考えちゃって」
約束したのに、忘れていた。どれだけクセになっていたのだろうか。
「そう・・・・・・」
優ちゃんの声のトーンが下がる。
「ダメだなぁ、おれ。約束したのに」
苦笑して優ちゃんを見ると、
「そうよ、これからもビシバシ注意するから」
ニヤリと笑ってくれた。
そうだよな。別に楽しい話だけで終わりにしなくてもいいんだ。
「優ちゃん、欲しいの見つかった?」
「やっぱり最初のシャープペンかしら・・・あ、あとまるに」
「待って、優ちゃん。それ おれが言いたかったやつ。取らないで」
「え?プリンの――」
「ああ~~~!!!!」
目を合わせて2人で噴き出す。
「「プリンのシャープペン!」」
声がぴったりそろう。
「おれまるちゃんに買っていこうと思ってたんだよね~」
「私もよ」
「やっぱり!?絶対喜ぶよな!」
「じゃあ、割り勘しましょうよ」
「いい!さっすが優ちゃん、頭いい~!」
優ちゃんの案にのり、からかうと彼女はちょっと照れる。
素直でほんと可愛い。
「あ、シャープペンは結局どうするの?」
「言ったでしょ?いっぱい持ってるから、いいの」
まだ未練があることが瞳を見ればわかった。
喜んでほしい。
おれは、心の底からそう思った。
「大人で可愛いいじっぱりな優ちゃんにはおれがプレゼントしま~す」
笑顔を向けると
「え?いいわよ」
バッサリと断られた。悲しい。でも、めげない。
「欲しいんでしょ?おれも、このオレンジ色の買おうかな~」
手に取ったのは、優ちゃんが欲しいと言っていたシャープペンの色違い。
「っ!?」
「そんなに驚かなくても。おれ、優ちゃんに喜んでほしいって心の底からね、思ったんだ。
自分の気持ちに素直になるってそういうことでしょ?だから、買わせて」
おれが懇願すると優ちゃんは目を見開き、しばし考える。
「・・・・・・・・・」
「お願い、優ちゃん!」
パンッと手を合わせる。すると、
「はぁ・・・。お言葉に甘えて」
ため息の混じった苦笑で答えてくれた優ちゃん。
「やった!お会計しに行こっか」
おれと優ちゃん、まるちゃんのシャーペンを買ってショッピングモールを出る。
「楽しかったな~」
「ええ・・・。その、ありがとう。使うわね」
はにかんだ笑顔でお礼を言ってくれた優ちゃん。
そこで、分かれ道。一緒に帰れるのはここまでだ。
「ん。おれも大事に使うね!また明日~」
「またね。まるによろしく」
「うん!」
楽しかったな~優ちゃんとデート。
選べない。でも・・・いつか選ぶから。幸せになれる道――本物の人間になれる道。
みんなのことが――・・・大切だから。
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「え、可愛い!レキくん、ありがとう!優ちゃんにもお礼言わなくちゃっ」
にこにこ満面の笑みでお礼を言うまるちゃん。
やっぱり可愛いな~。
「どういたしまして。おやすみ、まるちゃん♪」
「うん、おやすみ~」
部屋に入った後、優ちゃんとおそろいのシャーペンを筆箱に入れた。