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第一話
ミーナと食料を探し続けて30分ほど経ったと思う。体感だけど。この世界に魔法があるのなら食に関する魔法の一つや二つないのかな。それとも自分たちが使えないだけ?
「オレンジ!あそこにりんごの木があるよ!行こう!」
ぐいっと手を引っ張られて私まで遠くのりんごの木まで走らされた。
「ほらっ。着いた。んー。高いところのあるなァ…。届くかな?」
こんなに走ったのに全然疲れてないわ‥私たちの体強すぎない?妖精が強いのかな?
「飛べばいいじゃない。私飛べるからきっとミーナも飛べるって!」
「ええ?飛べないって…昨日飛べなかったんだしー」
「一回やってみなよ!場所が違うからできるかもよ!」
次の瞬間、渋りながらもミーナは飛んだ。
「わあぁぁっ!オレンジ…あたし…飛んでるーっ。」
「ちょっとっ!りんご取るのが目的でしょ?」
「あっ、ごめん。忘れてたわ…」
ミーナは5つもりんごを取ってきてくれた。
「どう食べる?」
「えっ?丸齧りしかないでしょ!」
「うーん。そうだよね…」
現実を甘く見てたわ…コンポートならと思ったけどあれは鍋とか砂糖は必須なんだったわ‥
「いただきまーすっ!!!」
ミーナが先にりんごを齧り始めた。私もミーナが食べ始めたのをみて食べ始めた。
りんごを洗わずに丸齧りなんかしたことないし、しようとしたこともないからちょっと不安はあったけど、お腹すいてるからか、めっちゃ美味しく食べることができた。
「ねえオレンジ!これてずっと生活するのキツくない?どうする?」
どうする?って言われるとGOする!って言いたくなるなあ…
「そうだね…近くに町とかないかな?」
「さあ?探し回るしかないでしょ!」
もうちょっと考えて行動してよ…
「待って待って!私たち飛べるんだからさ!上から見た方が早いって!ね?」
「うん!」
単純…大丈夫かなこの子。詐欺に遭いそうな気がする…
上から見下ろすと、町らしきものが見えた。城下町かな?大きなお屋敷があってその周りに町がある感じだから。
「オレンジ!あそこの町に行こうよ!」
「うん。わかった。レッツゴー!」
読んでくれた方マジでありがとう。