「私の大好きなあの人も、あの人も切腹して亡くなったのよね…同じ気持ちを感じたい…」
歴史オタクの女子高生・彩奈は、そのあまりに強すぎる探究心ゆえに、自ら切腹という禁忌を犯してしまった。
目を覚ましたとき、彼女がいたのは天界。しかも、女神に仕える小さな妖精『オレンジ』になっていた!
しかし、感動に浸る間もなく、彩奈は天界から地上へと真っ逆さまに落下中。
親友の妖精・ミーナと共に地上へ叩きつけられた彩奈は、成り行きで町で1番大きな祭りに参加することに。そこで領主の目に留まり、なんとそのまま館のメイドとして働くことになってしまった!?
歴史好きの元女子高生が、妖精メイドとして領主の館で大奮闘!
ドタバタな日常と、ちょっぴり成長するお嬢様との日々を描く、異世界転生の物語!
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目次
プロローグ
私は戦国時代とかの武将の気持ちを知りたいがあまり、実践してしまった。つまり…切腹してしまったと言うことだ。やっぱり死ぬのかも。でもこの死に際になって味わうこの気持ち…少しだけ彼の方や彼の方の気持ちがわかったかも…今になって急に出てくる後悔がたくさんあるが、私は瞼がすごく重くなった。もはや抗えない…これまでか…
目が覚めると、私は空にいた。空から地上に落ちてる感じかな。別の死に方を体験されられているのかな…
「ちょっとオレンジっ!待って!」
上からそんな声が聞こえてきたが返事をする余裕はない。
ってあれ?私の名前オレンジじゃないよね?|彩奈《あやな》だよ!?これは…転生してしまったのか!?
「オレンジ!聞こえてる!?」
流石に返事をしないと…
「聞こえてる!ただ余裕がないだけ!」
聞こえるように叫んだ。
「気をつけて!こっから真下に行くと森の中だよ!」
森!?しかも地上は朝…人には見つかりたくないなー。
数分後…
ぼちゃーん
「ゲホッ」
「ゴホッ」
森ではなく湖に着いてしまった。ちょっと苦しいがなんとか生き残れただけいいだろう。多分人間じゃないな。この感じ。水鏡に映る自分は人間とは思えない羽を持ったオレンジ色の妖精のような見た目をしている。これは聞くしかないかな…
「ねえ!私って何者?忘れちゃった」
「ちょっと!?大丈夫?まあとりあえず教えるね。あなたは天にて女神様にお仕えしていた妖精、オレンジ。今は足を滑らせて落ちてしまったから追いかけて私がきたの。あっ、私の名前はミーナ!」
「ありがとう。」
私は頭の中で整理を始めようとした。すると、するするオレンジの記憶が入ってきた。
ああ、なるほど‥
理解できたところでミーナがお腹が空いたと言ったので食料を探しに行くことにした。
読んでくれてありがとうございます。実は小4か小5の時に書いたものをアレンジしたものなのデス。
第一話
ミーナと食料を探し続けて30分ほど経ったと思う。体感だけど。この世界に魔法があるのなら食に関する魔法の一つや二つないのかな。それとも自分たちが使えないだけ?
「オレンジ!あそこにりんごの木があるよ!行こう!」
ぐいっと手を引っ張られて私まで遠くのりんごの木まで走らされた。
「ほらっ。着いた。んー。高いところのあるなァ…。届くかな?」
こんなに走ったのに全然疲れてないわ‥私たちの体強すぎない?妖精が強いのかな?
「飛べばいいじゃない。私飛べるからきっとミーナも飛べるって!」
「ええ?飛べないって…昨日飛べなかったんだしー」
「一回やってみなよ!場所が違うからできるかもよ!」
次の瞬間、渋りながらもミーナは飛んだ。
「わあぁぁっ!オレンジ…あたし…飛んでるーっ。」
「ちょっとっ!りんご取るのが目的でしょ?」
「あっ、ごめん。忘れてたわ…」
ミーナは5つもりんごを取ってきてくれた。
「どう食べる?」
「えっ?丸齧りしかないでしょ!」
「うーん。そうだよね…」
現実を甘く見てたわ…コンポートならと思ったけどあれは鍋とか砂糖は必須なんだったわ‥
「いただきまーすっ!!!」
ミーナが先にりんごを齧り始めた。私もミーナが食べ始めたのをみて食べ始めた。
りんごを洗わずに丸齧りなんかしたことないし、しようとしたこともないからちょっと不安はあったけど、お腹すいてるからか、めっちゃ美味しく食べることができた。
「ねえオレンジ!これてずっと生活するのキツくない?どうする?」
どうする?って言われるとGOする!って言いたくなるなあ…
「そうだね…近くに町とかないかな?」
「さあ?探し回るしかないでしょ!」
もうちょっと考えて行動してよ…
「待って待って!私たち飛べるんだからさ!上から見た方が早いって!ね?」
「うん!」
単純…大丈夫かなこの子。詐欺に遭いそうな気がする…
上から見下ろすと、町らしきものが見えた。城下町かな?大きなお屋敷があってその周りに町がある感じだから。
「オレンジ!あそこの町に行こうよ!」
「うん。わかった。レッツゴー!」
読んでくれた方マジでありがとう。