今は昔、祠と参道在りけり

編集者:Across
#長編小説(一次創作) #神 #現代ファンタジー #怪談 #昔話 #呪われた人形 #神社・寺院 
「ほら、神様って、  暇が取り柄みたいなものだからさ」 ビルとビルの間、風の通り道のように狭い薄暗い裏通り。そこに古びた祠が隠されている。 その小さな祠に、棄てられた日本人形の「ぼく」が巫女のように佇み、時々風の神様「彼」が暇つぶしに来てはぼくと無駄話をして去っていく。 ぼくは、いつもその忘れられた祠を参拝する彼に振り回されてばかりいるのだが、ある日、ぼくたちを邪魔する者が現れた。 すでに忘れてしまったはずなのに。自分勝手で傲慢な「人々」という魔の手が、ぼくたちの仲を引き裂こうと目論む! ※ 現在のあらすじです。   公開時には変わる可能性があります。 ※ 主が書き終わり次第、順次連載が始まります。全文字数は約80,000文字となります。  2023.2.19 追記  上巻・下巻(一気読み版)を追加。  エピローグまで掲載終了  2023.3.6  追記  連載版 投稿完了 「本当のエピローグ」まで掲載完了  2023.3.23  追記  後日談兼設定集を追加
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