あらすじ
白黒のゴスロリ服を身にまとい、
手斧とハンドガンを操る、
白髪で宝石の目の少女、田中 夢子。
敵組織を一晩で壊滅させられる超絶チートな
身体能力を持つ彼女には、
一族を滅ぼされた凄惨な過去があった――。
「……ってのは全部、男を釣って高級焼肉を
奢らせるための営業用設定だぜ!!」
「タダで食う飯が世界で二番目に
美味ぇんだよ!」
外見は儚げな聖女、中身は口の悪いヤンキー。
そんな彼女が、
イケメンたちをサイフとしてカツアゲし、
世界の禁忌に触れてまで戦う
本当の理由とは・・・?
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目次
◈†第1話:混沌の聖女(笑)†◈
駄文!!
つまらなくても文句言わないでね!
俺の名前は田中夢子。
人は俺のことを
「宝石の瞳を持つ、一族の生き残り」もしくは「連続食い逃げ指名手配犯」とか呼ぶけど、
そんな薄っぺらい営業用設定、
どこのバカが信じるんだよって話。
「っ……、私……人の温もり、」
「よくわかんなくて……///」
萌え袖で涙を拭うフリをして、目の前のサイフが「俺が守る!」と騙されたのを確認する。
よっしゃ、新しいカモ一匹ゲット。
「じゃあ、お肉食べたいなぁ……。」
……あ?そんなとこよりおしゃれなカフェだぁ?
舐めてっとスカートの中に隠した手斧で
叩き斬るぞゴラァ。
これは、口の悪いヤンキーな俺が、
イケメンたちをサイフとしてカツアゲしながら
世界の禁忌に挑む、
(俺以外の被害者の)阿鼻叫喚の物語である。
☆作者コメント☆
頑張って書いてみた!
これに感情移入できる人いるのかな?
おもしろかったら応援オナシャス!
◈†第2話:他人の金で食う焼肉ほどうまいものはない†◈
やはり駄文。
俺(こいつの胸ぐら掴みてぇ)
俺「わぁ...! す、すごい高級そうなお店……!」
俺「 私、こんなところ初めて……っ(上目遣い)」
サイフ「はは、夢子ちゃんに喜んでもらえて良かったよ。」
サイフ「奢るから、好きなもの何でも頼んでいいからね」
俺「本当ですかぁ……? じゃあ、お言葉に甘えて……///」
俺「えっとね、この特上シャトーブリアンを3人前と、厚切り特上タンを5人前」
俺「あとユッケと特選カルビを、」
俺「あ、酒はビール......あ、いや、いちごミルク(※一番高いカクテル)でぇ……///」
サイフ「えっ、あ、夢子ちゃん、結構食べるんだね……?(顔面蒼白)」
俺「っ……、ごめんなさい……。私、幼い頃に母上も父上も死んじゃって、」
俺「ずっと飢えてたから、加減がわからなくて……。」
俺「迷惑、でしたか……?(うるうる)」
サイフ「あ、いや! 全然大丈夫! 夢子ちゃんは俺が全部受け止めるから!」
俺(あっぶねーー!!!素が出るところだった。)
俺(この男、チョロすぎる。チョロすぎて逆に心配になるレベルだ。)
俺(だが、このちょろさならあと五万円ほどは搾り取れそうだ。)
サイフ「俺、夢子ちゃんの力になりたいんだ」
俺「あぅ、ごめんなさい……男の人が、怖くて……(小刻みな震え)」
サイフ「そ、そうだよな! 焦って悪かった!」
俺(違う。単純にお前が好きなやつじゃないから拒絶しただけだ。)
店員「ご注文の品です。」
俺「ウマッ……じゃなくて、おいしい、です……っ///」
俺(クッソ美味え!!!)
俺(こんな所業をしても許されるこの美貌に生まれて良かった〜)
サイフ「夢子ちゃん、口元にタレが……」
俺(昨日のフラッシュバックによるゲロとかのせいでちょっと胃が痛い。)
俺(喉も痛い。)
俺(あの子はこんなときにハンカチをわたしてくれたっけな.......あ。)
俺「ウゲッホッゴッホッゴッホ」
サイフ「夢子ちゃん!? 今、血の混じった咳を……!?」
俺「あ、これ? ……気にしないで、代償だから(嘘)」
俺「ちょっと、お手洗い、行ってきます……///」
俺(よっし!!!食い逃げ成功!!)
俺(サイフの連絡先を音速でブロック&削除。)
俺(よし、今日も完全犯罪成立だ。)
俺「ふぅ……。タダで食う肉は最高だな」
俺(待ってろよ、|灯《あかり》。)
俺(いつか、誰を犠牲にしようとも、お前だけは.....)
☆作者コメント☆
駄文ですね!
次の話への伏線を置いてみました!
更新速度は亀くらいだと思っててください!
▣⸸第-1話:マーガレットの花は散る⸸▣
俺....いや、昔は私だったな。
私には、初恋の人がいた。
忘れもしない、私がただの女子高校生だった夏のことだ。
私が校外学習で、友達がいなくて一人で弁当を食っていたところに、灯は現れた。
女子高校生の藤井 灯は、私と一緒に飯を食った。
灯の顔は、周りの女子たちと比べて突飛つしているような、派手な美貌ではなかったが、
その顔が、性格が、立ち振舞が、優しさが、その全てが好きだった。
私は、それまで食事が好きじゃなかった。人が美味しそうにご飯を食べるのが理解できなかった。
けれど、あの日は違った。味がした。
甘酸っぱくて、ほろ苦い。もしかしたら恋の味だったのかもしれない。
あれから、私は食べるのが好きになった。
灯は、私と一緒に色々なところへ行った。
心霊スポット、有名な神社、私が転んで骨折していった病院、灯が好きだったアイドルのライブ。落石注意の看板がある山、柵のない崖。
思い返せば、全てがいい思い出ばかりだ。
最後に行った、昔の家の近くの公園以外は。
あの日、私は灯と待ち合わせをしていた。
灯は横断歩道の向こうに私を見つけると、信号が赤になったのに気づかずに、こちらへ走ってきた。私は目を瞑った。
次に目を開けたときには、赤色の花が、道路に咲いていた。
トラックには花弁が付着し、周りの人々は金切り声を上げる。
その声でやっと私は、灯が死んでしまったことに気づいた。
そのあと、私は灯の家族から、私宛の遺書をもらった。
灯の家まで、どうやって行ったのかは覚えていない。
───拝啓、最愛の田中へ。
私と友だちになってくれて、ありがとう。
きっとこの手紙を読んでいるということは、私はもうこの世にいないでしょう。
私が貴方に無理を言っていった場所は、危険な場所ばかりでしたから。
一度は死にかける経験をしてみたいって、私はいつも思っていましたからね。
私が貴方に無理難題を言っても、貴方は嫌な顔一つせずに叶えてくれました。
あなたには、私のことを忘れて、幸せになってほしいのです。
どうかお元気で。
p.s.自分らしく生きてね!
敬具、貴方を置いて死んだ、大馬鹿者より。
その日、俺は葬式も出ずに、家出をした。
俺のことも何も知らないところへ、とにかく遠くへ行った。
あの赤い花が咲いた場所に、一本のマーガレットの花を添えて。
私、自分らしく生きてみるから。
見ててね。灯。
作者コメント
今回は打って変わってしっかりと書いてみました。
どうでしょうか。
人々が心ゆさぶられる作品を書いたつもりです。
暖かくこの夢子のお話を見守ってくださると嬉しいです。