ひょんなことから先生を観察する4人組のお話です!
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目次
登場人物紹介☆
今回は登場人物紹介をします!随時増えるかもしれません…
【|七五三掛 新太《しめかけ あらた》】
中2。常に刺激を求めており、退屈になると意識が飛ぶ。先生の観察が今は一番楽しいらしい。
【|姫宮 愛空《ひめみや あいら》】
中2。新太の幼馴染。庶民の生活に興味を持っている。朝ごはんは絶対エッグベネディクトらしい。
【|早乙女 純《さおとめ じゅん》】
中2。愛空の執事。基本的にクールで常識人だがお嬢様のこととなるとヤンデレになる。
【|東神楽 充《ひがしかぐら みつる》】
中2。ただのバカ。なぜかルノワールレベルの絵画を描くことができる。
【|黒木 優一《くろき ゆういち》】
彼らの担任。糸目で常に笑みを絶やさないためなに考えてるのか分からない。優しい。
第1話 先生の目
新太視点☆
あー、委員会の話クッソ退屈なんだけど…
充「おい!新太!意識飛びかけてるぞ!」
新太「あー、ごめんごめん」
早くおわんないかなー…俺の意識が持たないよ。
教員「これで委員会の活動を終わりとします。今日はありがとうございました」
やっと終わった〜!さっさと帰って遊びに行こ〜!
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(教室の前を通りかかった時)
あれ?教室に誰かいるな…
黒木「チッ…」
あれって黒木先生じゃん!しかもいつも糸目なのに今日バリバリのツリ目じゃん!あんなに優しそうな先生なのに…こっわ…
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(帰り道)
今日の先生の写真撮ればよかったな〜絶対スクープになるのに!
待てよ…?先生の観察を始めたらワンチャン最高の退屈しのぎになるくない!?
よっしゃあ!明日早速『先生観察クラブ』つっくろかな〜♪
第2話 先生観察クラブの結成
今回も新太視点!まぁ大体何にも書いてないときは新太視点だけど…
新太「なぁ!みんな!俺らで『先生観察クラブ』結成しようぜ!」
愛空「また新太が変なこと言い出しましたわね…」
純「お嬢様を危険な目に合わせるつもりですか?」
充「俺はやるぞ!」
なんだよ…充だけかよ。
新太「まぁまぁ聞けよ。昨日さ、俺委員会の帰りに先生を見たんだけど開眼してたの!しかもバリバリツリ目で!」
愛空「まぁ…!黒木先生がそんなことを…!私、やりますわ!」
純「…それなら…お嬢様を危険な目に合わせるわけには行きませんしね」
充「それ建前だろ?愛空のこと…ふごっ!」
充…お前何回目だろ…やれやれ。愛空が気づいてないだけマシだけどな。
新太「まぁ何がともあれ『先生観察クラブ』結成決定だな!」
第3話 窓の外の観察者
新太「よし、作戦開始だ!純、頼んだぞ!」
純「……承知いたしました。お嬢様を危険な目に合わせるわけにはいきませんからね。私が先生を『進路相談』という名目で別室へ誘導します。その間に、窓の外から先生の机を観察してください」
愛空「純、頑張ってね!」
純「もちろんです、お嬢様。…いいですか、お嬢様を窓際で待たせるなんて……もしお嬢様が風邪でも引いたら、貴方たちを……分かっていますね?」
こいつやべぇ…俺ら3人は、校舎の外から職員室の窓を覗き込む。
新太「よし、誰もいないぞ!…ん?先生の机の上に置いてあるあの分厚いファイル、なんだ?」
充「おい新太、先生の椅子に注目しろよ。…なんか、座り方が独特じゃないか? あんな座り方、普通しないぞ」
新太「おい、黒木先生が戻ってきたぞ!…って、あれ? 先生、純と話しながら歩いてるけど、純の背中越しにこっちを…見てないか?」
純と黒木先生が職員室に戻ってきた!
先生は窓の外にいる俺らに気づいているのかいないのか、分からないが、窓の外を視線向けてきた。
ヤバい…!目があった…?
黒木「おや?あなたたちは何をしているんですか?」
新太「いやちょっと…失礼します!」
俺ら3人は慌てて走って体育館裏まで逃げた。
愛空「黒木先生は一体あの黒い服を買ってらっしゃるの?やっぱり|Étoile《エトワール》や|Mireille《ミレイユ》で買っているのかしら?」
充「エトワール? ミレイユ? …なるほど! あの近所の商店街にある『エトワール洋品店』のことか。 あそこのおばちゃん、確かに服売ってるし」
愛空「…」
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純「ちゃんと情報を掴むことができましたか?掴んでないとは言わせませんよ」
新太「うーん…」
充「黒木先生の机を写生した」
愛空「まぁ充ったら。ルノワールやゴッホと並ぶくらい、とてもお上手ですわ」
純「お嬢様!私の方がこいつなんかよりいい絵を描けます!」
新太「お前…充にまで対抗心抱いてたらどうなるんだよ…」
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純「私はこのファイルが気になりますね。これくらいのファイルは私も見たことがありません」
新太「このイスも気になるんだけどなぁ」
愛空「まぁ一度観察しただけでは何も分かりませんわ」
充「なぁ!黒木先生さぁ、エスパーなんじゃない!?」
新太「んなわけあるかい!」
まだまだ俺たちの観察は始まったばかり…
第4話 作戦会議はお嬢様の家!?(前編)
新太「なぁ!次何するか作戦会議誰の家ですっか!?」
純「うるさいです新太。お嬢様の耳によろしくない」
充「うーん…俺の家マンションだから無理なんだよね」
愛空「じゃあ私の家でやりましょうよ」
3人「えー!!!!????」
愛空「どこに驚く要素があるんですの?なぜ私の家ではダメなんです?お母様も『お友達を呼びたいときは呼んでいいわよ』と言ってくださってるのに」
純「絶対ダメです!こんな野蛮なやつらを誉れ高き姫宮家にあがらせるわけには行きません!」
充「ほまれって確かお魚の名前だよな!? ほっけの仲間!」
新太「お前は幼稚園からやり直してこいよ…なぁ、愛空、ほんとにいいのか?」
愛空「もちろんですわ。ついでに泊まって行ったらどうですの?」
純「お嬢様!お屋敷に新太と充を呼ぶのでさえもお勧めしないのに泊めるのはもっとお勧めしません!」
愛空「お黙り」
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てなわけで…俺らは愛空の家に行くことになったのだが…でけぇ。以上なほど。
充「ステーキ食い放題だな」
新太「なぜ思うところがそこなんだ」
愛空「さぁ、おいでくださいまし。お母様も許可してくださったわ」
純「…はぁ。お嬢様がそこまで仰るなら。いいですか、新太、充。このお屋敷で粗相をしたら、即刻つまみ出しますからね」
新太「分かってるよ!…にしても、玄関だけで俺の家のリビングより広いってどういうことだよ」
充「おい新太、見てみろよ!あの廊下に飾ってある絵、あれ本物だぞ!この家、美術館かよ!」
こいつ、バカな割にはなんで美術だけ…
愛空「あら、充。よくご存知ですわね。お父様が趣味で集めているものです…それより、作戦会議の前に、お茶にしましょう。純、ココアとマカロンを用意してちょうだい」
純「…かしこまりました。お嬢様のためなら、喜んで」
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充「えーココアー?俺コーラが飲みたいんだけど」
新太「おい…お前…!」
純「…ほう、せっかくのお嬢様のご好意をありがたく受け取れないというのですか…?」
あーあ、またもや純の物理的制裁が…
愛空「それより早く始めましょう。充、コーラなる飲み物はうちにはありませんわ。我慢なさい」
新太「…あい。じゃあ次回の内容を決めましょうや」
充「はいはーい!先生の影を踏んで先生を動けなくする!」
愛空「あなたはどこまで知能が周りより劣っておられるのですか…」
新太「…そういえば…気になってることが…」
純「なんですか?早く言ってみてください」
新太「純と愛空って何年の付き合いなんだ!?」
愛空「なんでそれなんですか?…まぁ、一応4歳の時から彼は私の執事ですよ」
純「…そうです。それよりファイルの中身を探りませんか?」
充「いいんじゃねぇか?」
新太「じゃあそれで決定」
愛空「そんなんでいいんですか?では、そろそろディナーにましょう」
姫宮家の晩飯どんなんだろう…