三月の残響 ——氷の花嫁と神弓の主——

編集者:花火
#和風 #弓道 #シンデレラストーリー 
一行あらすじ 伝統の檻に声を殺した「傷物の神童」を、冷徹な射手の矢が絶望から射抜く ちゃんとしたあらすじ 三月の陽だまりの中、名家・六条家の長女である琴音は、国の至宝と謳われる神童だった。一子相伝の無音の儀『静寂の舞』を完璧に舞い、あらゆる伝統芸能を極めた彼女には、萌黄色の装束と輝かしい未来が約束されていた。  しかし、その光は妹・佳乃の深い嫉妬を呼び、惨劇を招く。奉納演武の夜、佳乃の卑劣な罠によって琴音は右足を砕かれ、一族の誇りである「無音」を失ってしまう。 「音が鳴る舞い手など、我が家の恥だ」  父からは「傷物」と罵られ、婚約者からは冷酷に捨てられた琴音。萌黄色の衣装を焼かれ、灰色の単衣一枚で最果ての蔵へと幽閉された彼女は、掠れた声で泣きながら、自らの死を待っていた。  そんな絶望の檻を蹴り破ったのは、弓道界の頂点に君臨する冷徹な男――土御門 焔真だった。  彼は琴音の「欠陥」を「生きた律動」だと全肯定し、彼女を「朱音」と呼び、泥の中から強引に連れ去る。それは、伝統という名の呪縛を射抜き、傷跡さえも愛でる、圧倒的な逆転劇の始まりだった。 筆者メッセージ これからの更新シリーズ(前のも忘れてないよ)折ふし事シリーズは、ちゃんと書きたいなと思いまして、それじゃあ、息抜きのシリーズを作ろうと思って、作ったのがこのシリーズ!文字数が日によって違うと思います。<(_ _*)> ぜひ楽しみにしていてください!
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