編集者:ろくなな♪
一話につき、主人公が変わる。人気がでた場合、もう一回同じ人でする。主人公と、野菜の、関わりについて。
続きを読む
読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
#家で育てる。とまとにっき
二つ目のシリーズです。
よろしくお願いします。
__「こんな世界なんて、なくなればいいのに。」__
私・東雲 覇華(しののめ はす) は、そう思っていた。
相棒のそばで。
なぜなら、覇華は、友達関係で困っていたからだ。
数週間前、覇華は、引っ越しした。
学校が変わるのは、問題じゃない。
でも、小学6年生の覇華は、友達については、問題なのだ。
3週間と1日前...つまり、引っ越す1日前にそれは起こった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
覇華には、親友...いや、元親友がいた。
その子、来春(こはる)は、引っ越しについて、何も知らなかった。
―そう、‐この日、3週間‐と1日前までは...
その日、最後の思い出に、と覇華は、来春と一緒に遊んだ。
...そして。
それは、今日は楽しかったねー。そう、普通はなるときに起こった。
「来春。」
「なあに、はす。」
「...楽しかったね。」
「うん、今日もとても楽しかった!次、いつ遊べる?明後日?」
「...」
「なに?」
「今まで、とても楽しかったね。」
「なに、その終わりみたいな言い方は。」
「...ほんとだから。」
覇華は、なんとなく、いや、誰からでも、どう見ても、元気がなかった。
だから、来春は、ふざけていったのだ。なに、その終わりみたいな言い方...って。
「冗談だよ、覇華!」
「...ごめんね、来春...」
覇華は、泣き出した。
こらえていた涙が、次から次へと押し寄せる。
今までを、思い出す。
来春と友達になったこと。
一緒に遊んだこと。
どんな時でも、相談にのって、のってもらって...
どんな時でも、いつもそばにいてくれた...
そんな、親友だ。来春は。
そのことに、どんどん、涙がでてくる。
止まらない。涙も、思いも。
だから、決意をこめる。
来春に、言う。
引っ越すんだって。
いつだって親友でいてくれて、嬉しかったって。
今までありがとうって。
そしてーーーまたね。
会えたら。いや、会おうって。
そう、伝えよう。そう決めた。
「来春...」
「私、引っ越すんだ...!」
--- **次回に続く** ---
ろくなな♪です!
どうでしたか?
まだ、野菜はでてきていませんけど...
すみません、一応少しだけでてきたけど、次回か、その次に、ちゃんとかきます。
覇華の言葉に対する来春の答えは...⁉
次回をどうぞ、みてください!
これからもよろしくお願いします!
#家で育てる。とまとにっき #2大切な相棒
野菜にっきシリーズ2話目です。
「来春...」
「私、引っ越すんだ...!」
勇気を出して、覇華は、そう、伝えた。
涙は、いまだに止まらない。
次から次へと出てくる。
しょっぱい、覇華の涙の海の水が。
ここ、来春の横にもう、いられないという寂しさが。
そして。
何よりも、来春を思う、大好きだって、ずっと一緒なんだって、そんな気持ちが。
それを、伝えようとする。
その思いをのせようとする。
いや、その思いが、伝わるように、する。
けれども...
その思いは、次の言葉にかき消された。
「はあ?それを、今、楽しかったなーって時に伝えんの?はすなんて...」
少しの沈黙のあと。
「はすなんて...嫌い!大っ嫌い!最低!」
来春は、だっ!と駆け出したかと思うと、いつの間にか、どこかへ消えた。
まるで、もう、会えないんだっていうように。
最後に、来春は、こう言ってたのだ。
走っているときに。
__「は...す...」__
__「ご...め........」__
と。
でも。
来春が言った、その小さな、呟きは、覇華には、聞こえなかった。
「来春...」
「...」
罪悪感が胸を襲った。
もっとはやく言えばよかったのに。
私のせいだ。
来春、ごめん。
私なんて、この世に生きてこなければよかったのに...
そう、思う。
そう、責める。
そう、呟く。
それが、覇華と来春の、最後の会話だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、今、ここにいる。
相棒のそばで。
呟いている。
相棒は、びくともしない。
でも、生きてる。
まっすぐな太陽のしたで。
緑の葉を日光に輝かせて。
もうすぐ咲きそうな小さなつぼみを、いっぱいにふくらませて。
そうして、相棒も今、ここにいる。
その相棒とは、覇華が育てているミニトマトの、「まと」だ。
まとは、どんなことでも聞いてくれる。
嬉しかったことも。
悲しかったことも。
どんなことでも、そばにいてくれる。
そう、来春のようにー。
来春、という名前が思い浮かんできて、覇華は、辛くなる。
ごめんねって。
でも、また、ちがう思いで辛くなる。
来春なんて、許せない...って。
そう思ってしまう、自分が嫌いだ。
だから、まとは親友じゃない。友達でもない。
いつも、寄り添ってくれる、相棒だ。
大切な相棒だ。
だから、余計にまとが大好きになる。
世界一好き...
恋じゃない。
でも、好きだ。
__地球__
ここで生きている、誰よりも。
__ひと__
覇華は、人間なんか、嫌いだ。
面倒なことばかり起こして。
自分は悪くないと言って。
そして、最後には謝って、仲直りするーそれが、いやだった。
得に、自分が嫌いだから。
同じ人なのに、好きと嫌い、どっちもある。
来春は好きだ。
優しくて、明るくて。
でも、嫌いだ。
最後の言葉が衝撃で。
それに、はっきり言ってくるところが。
その、どっちも思っている自分が嫌いだった。
でも、まとは、余計なことは言わないし、思わない。
ずっと聞いてくれるだけ。
そんなひともいてくれたらいいのにな。って、思う。
きっといるかもしれない。
そんなことも思わずに、探さずに、覇華は、決めつけてしまう。
でも、心の中では、いつも、反省しかしていなかった。
ー3日後ー
まとに、立派な花がついていた。
黄色くて、太陽みたいで。
でも、その花のかげはどこか寂しそうで。
とても、美しい花だった。
覇華は、思う。
もうすぐ、実ってくれるのかな。
食べさせてくれるのかな。
楽しみだな。
そう、思った。
ーさらに3日後ー
朝、起きてきた覇華は、わくわくして、まとをのぞきこんだ。
今日、収穫できるはず。
気になる。
ーまと、調子どう?
そう、声かけようとして...
体がかたまった。
大げさなほどに、肩が上がる。
びっくりしたせいで。
**「まと、どうしたの!?ー」**
こんにちは!
ろくなな♪です!
今回は、お楽しみいただけましたか?
衝撃的なところで終わる...
そんなひとが多いので、そうしました。
覇華の話は、次かその次で最終回の予定です。
あと、リレー小説も、かいてほしいです!
これからもよろしくお願いします。
では、またね!
#家で育てる。とまとにっき #3ずっと。
続き、読んでください!
まだ、最終回じゃ、ありません!
**まと、どうしたの!?ー**
思わず叫び声をあげる。
だって、まとが、まとが...
パニックになる。
なぜなら...
**まとが、枯れかけていたから。**
そんなことか。そう思っても、覇華にとったら、とてもショックなことだ。
「まと、枯れちゃうの!?」
「まと、今まで大丈夫だったよね!?」
「まと、昨日は何もなかったよね!?」
「まと、まだいけるよね!?」
**「まと、まだ、生きてる...よn...え...」**
__「私のせいで...」__
__私のせいで、まとが...__*!*
ごめんね、と思う。
なんで、と思う。
まと、と言葉にする。
その言葉の響きは、温もりを与えてくれる。
勇気も。
ーこんなときでも。
どんなに話しても。
どんなに思っても。
どんなに後悔しても。
まとには伝わらない。
届かない。
そう、感じた。
いつの間にか、じりじり下がってしまっていた
一歩、一歩と歩みなおす。
一歩、また一歩と。
まとに近づく。
心も近づけようとする。
ー一瞬、まとがあの時の来春と重なって見えた。
なんでだろう。
気のせいかな。
でも、そう思えない。
だって。
来春と、まとは...
同じ思いを、今、感じてるんだ。
そう、思った。
まとは植物なのに。
生きてるけど、話したりはできないのに。
でも、思いを、感じてる。
本当は違うのかもしれない。
でも、そうとしか感じられない。
覇華の思いが、まとに伝わっていく。
まとの思いも、交換する。
「ずっと、ずっと、生きよう。一緒に。」
そんな言葉が、よみがえる。
あれは、来春にいった言葉だ。
そして、まとにも。
思い出す。
初めてのことを。
まと、来春と出会ったときのことを。
2年前...ちょうど、2年前だ。
覇華は、いつも、一人でいた。
...それが、好きだから。
先生に心配された。
みんなに心配された。
でも、平気だった。
それを選んだのが、自分だから。
どんな時でも、一人でいたい。
学校なんて、覇華にとったら、ただの学びの場だ。
みんな、いらない。
学校じゃなくて、家でいい。
ずっと、その考えは、変わらなかった。
2年と少し前...
4年の覇華にとったら、2年生のときだろう。
その時から、ずっと、ずっと、ずうっと、変わらなかった。
でも...
あるときから、いつの間にか、来春と一緒にいた。
たまたま席がとなりになって。
少し話して。
〈ああ、こんなに仲良くなれることがあるんだな。〉
4年生の覇華は、その新たな発見が、衝撃的だった。
そして。
6年になった日。
6年に成長した日。
覇華は、出会った。
いや、見つけた。
自分で。
出会いを。
それが、
ーそう、まとだった。
店で一目見て。
あの子、いや、あのミニトマト、何してるんだろう。
少し気になった。
でも、帰る時間。
はやく、いこう。
そして、数m進んで。
また、
いや、いつの間にか、
元の場所に戻ってた。
そんなに、まとが気になった。
だから、買った。
多くはない、自分のお小遣いで。
まとと、土と、肥料などを買った。
家の植木鉢に植えた。
少し寂しかったから、にこちゃんマークと、ミニトマトの絵を描いた。
少し、変な絵だったけど。
まとは、すくすく育った。
植木鉢も、一回、変えた。
あの思い出の植木鉢は少し小さめだから鉛筆などをいれるところに変えた。
思い出は、ずっと、続いてく。
はじめて、雨に当たったまと。
はじめて、植木鉢が変わったまと。
はじめて、つぼみがふくらんだまと。
はじめて、花が咲いてきたまと。
はじめて、実がなりそうなまと。
そして。
奇跡を全部キャッチした、まと。
いろいろなまと。
大好きなまと。
ー思いは、伝わる。
今、伝わってる。
全部、届く...
ずっと、ずっと。
「ずっと、」
声に出す。
「ずっと、」
もう一つだす。
「ずっと、一緒にいようね...」
次、最終回の予定です!
これからもよろしく!
お願いします!