源氏物語の世界で美しい民の天女が帝に容赦なく正論を送る!
登場人物
主人公 女五の宮
原作の輝く日の宮こと藤壺の宮の妹なので、超美女。家族のことと民のことしか頭にないのかもしれない。超才女で、誰に対しても正論しか言わない。
女四の宮(お姉さま)
彼女こそ原作の輝く日の宮こと藤壺の宮。当然発光していること思うほどに美しい。
兵部卿宮(お兄様)
原作の紫の上の父なだけあって美しい。シスコン。
母后(お母様)
上の三人の母なだけあって、美しい。年を取ってさらに美しさが洗練されたともいわれる。
桐壺帝
主人公にしばかれる光る君の父親
光る君
光り輝くように美しい。様々な事件ののち三条の宮に引き取られる。
命婦
実の子を亡くしているため主人公を実の子のように可愛がって?くれてる
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目次
プロローグ
初投稿の小説なのでヤバいところがないかチャッピーに見せまくったところ文章が固くなってしまいました。今では後悔してますが…直すのも面倒だし教訓として残しておこうかなーと思いそのままです。
「姫宮!宮!」
私は、お母様の緊迫した声で目を覚ました。見上げれば、いつも気品に満ち溢れているお母様が、今にも泣き出しそうな顔で私の方を揺り動かしている。
「宮…悲しい報せがございます。心してお聞きになって…」
お母様のあまりに深刻な表情に私の眠気は一瞬で吹き飛んだ。ふと傍らを見れば、お姉さまもお兄様もすでに沈痛な面持ちで座している。ただ事ではないのだと、幼心にも察せられた。
「主上が、昨夜…|崩御《ほうぎょ》なされました…」
「…!お父様が?本当に?」
信じられず問い返したが、お母様はただ涙を堪えて頷くだけだった。それが残酷な真実なのだと、嫌でも理解させられる。
「そんな…昨日お目にかかったときはあんなにお元気そうでしたのに。どうして…」
喉がひきつり、声がかすれていく。言葉にならなくなった息の代わりに、大粒の涙が溢れだした。張り詰めていた|御座所《おましどころ》の空気が破れ、私はお母様やお兄様、お姉さまと共に、ただ声をあげて泣き伏した。
この日から、私たちの運命は大きく回り始めたのだ。お父様という最大の後ろ盾を失った我が家に、やがてあの愚帝の魔の手が迫ろうとは、七歳の私はまだ知る由もなかった。
読んでくれてありがとうございました!
10話くらいまでは書かれてるのですが、これ以降はどうなるかわからない小説ですが、よろしくお願いします!
第一話
前話になるプロローグから、5年後の話になります!話の中にも書いてありますが…この小説は美しい人ばっかなので書く機会があれば不細工も書いてみたいなーと思ってます。
父帝が亡くなってから、5年の月日が流れた。私は十二になり、お姉さまは先日|裳着《もぎ》を済まされたばかりだ。
「宮様。また文が届いておりますよ」
|命婦《みょうぶ》が持ってきたのは、民からの感謝の文だった。私のしたことといえば、流行り病の折に薬を配ったくらいですのに。
『宮様はまるで慈悲深い天女のようでございます。私どものような卑しい農民にまでお気遣いくださって…』
民たちはいつも私を天女のようと称える。誇らしく思う反面、困ったこともあった。その評判を聞きつけた都の殿方たちが、「天女というからにはさぞやとても美しいのだろう」と勝手に盛り上がってているのだ。私はまだ裳着もしていない子だもだというのに、しつこく文を送ってくるのには、辞易してしまう。
「ねえ、五の宮。お母様が、なにやらお悩みのご様子なの。何事かしら…」
お姉さまにそう声をかけられ、私は胸騒ぎを覚えて、お母様の|御座所《おましどころ》に向かった。
御座所のなかでは、皇太后であられるお母様が熱心に文を見つめ、深くため息をついていらした。
「お母様、いかがなさいましたか」
「…ああ、五の宮ですか。実は|今上《きんじょう》の帝から『四の宮を|入内《じゅだい》させよ』と届いたのです。亡き更衣に似ていると聞いたから、と…話が娘を更衣の身代わりにせよなどと、なんとかしてお断り出来ないものでしょうか」
――なんですって!
私は心のなかで激昂した。お母様を悩ませるばかりか、気高き内親王であるお姉さまを一介の更衣の身代わりにせよというの!?これは我が家に対する明らかな侮辱だわ!
「お母様。もしよろしければ、このお断りの件、私に委ねてはいただけないでしょうか。お母様を困らせる不届きものはたとえ帝であっても許しませんわ。」
私は荒ぶる感情をぐっと抑え、あえて毅然と、冷静な声を装って申し出た。お母様は驚いたように目を見張ったが、やがて優しく微笑まれた。
「ありがとう。聡明なあなたならきっと帝に未練を残させぬよう、完璧なお断りの文を書いてくれると信じていますよ」
よし、お許しは得た。私の大好きなお母様とお姉さまを苦しめる者は、誰であれ容赦しないわ!
読んでくれてありがとう!