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嘘塊
公開中
残念
z
月が良く見える橋の上で、男性は女性に何かを話していた。 「明日の月は綺麗でしょう。」 男性が、女性に向かって、その言葉を言い放った。 「...!じゃあ、私が綺麗にさせてあげましょう。」 男性はそんな返答をした女性に口元を緩めた。 その笑みは決して暖かいものではなく、冷たい眼差しだった。 「あぁ、明日。楽しみにしておくれよ。」 「えぇ、今までよりも。」 女性も、そんな男性の姿を見て微笑んだ。 --- その翌日。 女性の家から、水を流す音が聞こえた。 それも、何度も。 まるで、念入りに綺麗にするように。 「ふふ、じゃあ、行って来ます。」 玄関からは女性の高らかな声が響いた。
男性の姿が、この日以降見せることはなかった。 女性は、男性が見るはずだった月を。 今も大事に抱えてる。
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目次
1......ビー玉を食す
2......栄光に縋るは死か生か
3......ただ眠い
4......残念
嘘塊
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