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#2 復讐
前の俺は、令和の切り裂きジャックによって殺された。
今から25年も前のことだ。俺は生まれ変わって前の記憶も残っている。変わったのは姿くらいだ。
俺は、前の俺を殺した犯人に復讐してやるために筋トレをしてムキムキの警察官になった。
今日は前の俺が死んだ日だ。この日が待ち遠しかった。
「やってやろうじゃねぇか。」
俺は警察の制服を着て家を出た。
久しぶりに歩きなれていた道を歩いている。前みたいにビクビクしながら歩かなくてもいいし、歩道には沢山の人が居る。今の人は令和の切り裂きジャックのことしってるだろうか。
「ついた…」
目の前には前の俺が出社していた会社だった。俺は警備員に声をかけ社長を呼んでもらった。社長室に行ってほしいと言われたので、快く引き受けた。
「コンコン失礼します。」
社長室と書かれた扉を開けた。すると、椅子に社長が座っていた。
「警察の方がどうなさいましたか。」
社長は言った。少し驚いていた。
「どうも、令和の切り裂きジャックさん」
そう、コイツ。いや、社長が俺を殺した犯人だった。
「何を言っているのかね。まぁ、とりあえずここに座りたまえ。」
案内されたので、座る気はなかったが座ることにした。
「お前は、今から25年前の今日午後8時5分頃、東堂竜馬を殺した。それだけでなく、10人以上を殺した。まちがいねぇよなぁ。」
「ハッハッハ。何を言っているのかね君は。まだ、君は30もいってないくらいじゃろ。生まれていたとしてもガキの事件なのに俺が犯人だと?これだから最近の若者は。嘘はやめたまえ。だいたい、証拠があるというのか。」
呑気そうだな。きっと、俺が若いからだろう。
「あるよ。あるから来たに決まってんだろ。25年前の今日、東堂竜馬はいつも通り会社に出勤していた。街で令和の切り裂きジャックと呼ばれる殺人鬼がいたので出勤している人は少なかった。なので、仕事の量は普段の倍だったため退社時間の2時間後。鈴がなる午後8時に退社をした。会社を出て5分の橋ある道で××病院を探している人がいた。そいつに道を聞かれ、道を教えたときにお前は殺した。そうだろ。」
驚いていた。当たり前か。
「なぜ君は25年前のことを、報道されてもいないのにココまで知っているのだ。AIか!きっとAIに聞いたのだな。今どきだなぁ。」
少し煽っているふうに聞こえた。
「ハハハハハ。笑わせてくれるね。だって、俺は東堂竜馬だから。俺はお前に殺された。だから、復讐しに来たんだよ。」
そういった後、社長を捕まえ頭に拳銃を向けた。
「おい、よせっ。」
社長は抵抗するがこれまで復讐するために鍛えた筋肉で抑える。
「今ココでお前は死ね!死ぬんだ!10人以上を殺しているくせにお前が死なねぇなんておかしいだろ。」
「やめろ、やめてくれ。カネか?カネならいくらでも出してやる。」
「カネじゃねぇ。俺は、お前が死んでくれるのを願っている。」
「で、できねぇ。そ、それは無理なんだ。」
「そうか、じゃあ俺が殺すさ。じゃぁな。」
**`ぱんっ`**
部屋中に銃声が鳴り響いた。あたりが血で染まっている…
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俺は殺人罪で捕まった。もちろん動機は俺が殺した社長が令和の切り裂きジャックで前の俺を殺したからだ。事情聴取にいた警察は驚いていたが熱心に聞いてくれた。その後、社長は令和の切り裂きジャックだったということが社長の家族によって証明された。社長の家族は口止めされていたらしい。当然、社長の家族も犯人隠避罪で逮捕された。俺は、懲役6年だったが、5年3ヶ月に短縮された。
今もあいつを許せないでいる…