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梅田みゆの日常
最後までよんでください!
「おはようございます!」
少し重いスタジオの扉を、両手でえいっと押し開ける。
中からはもう、ふーりーとなべちゃんの楽しそうな声が聞こえてきて、自然と足取りが軽くなった。
「あ、みゆ!おはよう!」
「おはよー、今日も早いね」
二人の顔を見ると、さっきまでの『移動中の眠気』がどこかへ吹き飛んでいく。
私は急いでカバンを置いて、二人の隣に駆け寄った。
きゅーすとに入ってから、この瞬間が一番『今日も一日が始まったんだ』って実感できる。
「見て見て、みゆ。この動画のぱるたん、めっちゃ面白くない?」
「えっ、本当だ!あはは、何これ!」
ふーりーが見せてくれるスマホの画面を覗いて、なべちゃんと一緒に笑い転げる。
こうしてみんなで笑っている時間は、なんだか学校の放課後みたいで、すごく安心する。
でも、ふと鏡に映る自分たちの姿を見ると、少しだけ背筋が伸びる。
笑っているけど、みんなスニーカーの紐はきつく結ばれていて、いつでも踊り出せる準備はできている。
「よし、今日も全力で頑張るぞ!」
小さくガッツポーズをすると、二人が「おー!」って返してくれた。
一番に汗をかくくらい練習して、みんなを驚かせたい。
そんな密かな目標を胸に、私はレッスンの準備を始めた。
呼んでくれてありがとう!