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板倉可奈の日常
スタジオの扉を開ける前、中から漏れてくる賑やかな声に思わず口角が上がる。
ふーりーの弾んだ声、なべちゃんの穏やかな相槌、そしてみゆの楽しそうな笑い声。
この声を聞くと、今日も「きゅーすと」の一日が始まるんだな、と実感が湧いてくる。
「おはよう、みんな。今日も元気だね」
扉を開けて声をかけると、三人が一斉にこちらを振り返った。
「あ、可奈!おはよー!」
三人の輪の中に加わると、それだけで心がポカポカと温かくなる。
私は自分の荷物を整理しながら、みんなのやり取りを横目で眺める。
みんなと過ごすこの何気ない時間が、私にとってはかけがえのない宝物だ。
「可奈もこれ見てよ、さっきの動画!」
「ふふ、あとでゆっくり見せてね」
ふーりーに促されながら、私はレッスンの準備を進める。
一人のメンバーとして、みんなが笑顔でいられるこの場所をずっと守っていきたい。
そんな決意を胸の奥に秘めながら、私は鏡に映る自分に小さく頷いた。
「さあ、そろそろ全員揃うかな? 今日もいい練習にしようね」
「がんばるぞ~!」
きゅーすとのメンバーはあと4人。
次は誰が来るのでしょうか。