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第2章『MeDi信』
はっしー
隔離された研究室での生活が始まってから、す ちたちの日常には、ある「ルーティン」が組み込まれるようになった。それは、一日の終わりにら んたちから手渡されるカプセルを飲むこと。最初はただ、体に異常がないかを確かめるための「夜だけ」の義務だった。
「はい、今日もこれを飲んで!おやすみなさーい!」
ら んがいつものように、明るい声で色とりどりの錠剤を差し出す。
「また明日もよろしくねー!」
み ことが穏やかに微笑み、こ さめも無邪気に手を振る。
「バイバイ!」実験台の3人は、「これで今日も終わりか」と薬を飲み干し、それぞれのベッドへと向かう。
3人が部屋を去り、重い鉄扉が完全に閉まったのを確認すると、研究室の空気は一瞬で冷たく張り詰めた。ら ん、み こと、こ さめの3人は、モニターに映し出される被験者たちのバイタルデータを見つめながら、白衣のポケットに手を突っ込んでひそひそと声を交わし始める。
「あんまり効果ないねー?」
み ことが画面の数値を睨みながら、少し退屈そうに呟いた。調合した薬の強さに対して、被験者たちの肉体的な変化がまだ薄いと感じたのだ。しかし、こ さめは手元のタブレットに記録された行動ログを見ながら、不敵な笑みを浮かべる。
「でも、な つくんとか、時間の感覚とかなさそうだったよ?」
「い るまねー、なんかふわふわしてて楽しそうだった」
ら んも同意するように口角を上げる。彼らにとって、実験台の精神が壊れていく様は、ただの「楽しそうな状態」でしかなかった。2人の報告を聞いて、み ことは納得したように、冷たい瞳をす ちのデータへと向けた。「そっか。じゃあす ちくんもうすぐかな」
彼らにとって、3人が狂っていくのは時間の問題でしかなかった。効果をさらに確実なものにするため、ら んらは徐々に、だけど冷酷に薬の濃度と量を増やしていった。最初は夜だけだった。それが、いつの間にか「朝と夜」の2回になり、やがて「朝、昼、晩」の毎食後へと増えていく。「命のためだから」「体調を崩さないためだから」度重なる投薬のせいで、彼らの脳は急速に思考力を奪われ、時間の感覚だけでなく、自分たちが「何のためにここにいるのか」という記憶すら、ドロドロに溶けて消え始めていた。
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あと題名やすちたちの言動にも伏線を入れているので、予想してくれると嬉しいです、!