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第1章『しっくす。』
はっしー
検索避けとして、名前の間に空白を入れております。(す ちなど)少々読みずらいですが、ご了承くださいませ。
R15程度のグロテスク、ネガティブ表現があります。ご注意ください。
数日後、研究室へとやってきたす ち、い るま、ひ ま72の3人を、白い白衣に身を包んだ開発者たちが笑顔で迎え入れた。まだこの時は、お互いに敬語を交わすような、どこか張り詰めた、だけど表向きは穏やかな空気が流れていた。
案内をしながら、リーダーのら んが親しみやすい笑みを浮かべて口を開く。
「皆さんには、雑用などいろいろなことをしてもらまーす!」
それは真っ赤な嘘だった。彼らにやらせる雑用など、最初から存在しない。
続いて、こ さめが人懐っこい声で、だけど逃げ道を塞ぐための決定的なルールを告げた。
「研究室は基本、細菌がうろうろしてる可能性があるから、外部に持ち出さないように、ここに泊まってもらいます!」
細菌などというものは建前で、本当の目的は彼らをこの施設から一歩も出さず、完全に隔離して監禁するためだった。何も知らないす ちたちは、「へえ、そうなんだ」と納得して頷いてしまう。
仕上げとばかりに、み ことがトレイに乗せた怪しげなカプセル薬を差し出しながら、どこまでも優しく微笑んだ。
「命に関わるといけないので、このお薬を飲んでもらいます!」
感染を防ぐための予防薬――。彼らは差し出された錠剤を素真面目に口へと運んだ。しかしそれこそが、彼らが開発に成功したばかりの、人間の精神をドロドロに書き換えていく「研究中のお薬」そのものだったのだ。
まだお薬の濃度は薄く、すぐには牙を剥かない。す ちたちは、提示された破格の報酬のために、言われるまま大人しく指示に従っていく。
開発者たちもまた、彼らをただのサンプルとして扱い、その身体に毒が馴染んでいく様子を冷徹に観察し始めていた。すべては計画通り、冷徹な嘘から始まったのだ。
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