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学校一のイケメンがまさか私を好きなんて3
SAKUTARO777さん、この前はファンレター、ありがとうございます!
嬉しかったです♡
ではでは続き行きましょ~
2.『3つのルール』と委員会決め
自己紹介が終わり、先生が話し始めた。
「はい、みんな自己紹介ありがとうございました。先生の自己紹介もしま~す。」
先生はチョークを持ち、黒板に字をはしらせる。
『|如月琉璃《きさらぎるり》』
(わぁ・・・!先生にこんなこと思っちゃいけないけど・・・、可愛い名前~~!!)
私は思わず心のなかでうっとりしたため息をつく。
「もう言ったと思うけど・・・如月琉璃です。
スポーツが大好きなので休み時間とか一緒に遊びたいな~と思ってます!
小学生のころから卓球をやってます。
みんなと楽しいクラスを作っていきたいな。一年間よろしくね」
先生はすごく明るく、友達みたいな距離感で自己紹介をした。
(めっちゃ良い先生~~!如月先生で良かったよぉ)
改めて、そう思った。
「では、さっきも言った3つのルールを説明します」
あ。気になってたやつ!
周りのみんなも耳を澄ませているみたい。
「興味津々って感じね。」
そう、先生は笑い、再びチョークを手に取る。
「1.気を遣うの禁止。伝えた方がいいと思うことはしっかり言う。
2.モチベーションを下げる言葉禁止。ネガティブ発言は極力抑えること。
3.いじめ禁止。特に集中攻撃は絶対ダメ。
――これが、1年5組の主なルールよ。」
書きだされた、3つのルール。
簡単なようで、難しいようで。
「さっき、羽月さんの自己紹介の時の事は3番に当たるわ。」
「・・・・・・」
「今後これが続くのなら、先生は容赦しないですので」
先生は笑顔。笑顔、なんだけど・・・怒りのオーラがめらめらと立ち昇っている・・・・・・。
(ひぃ。お、怒らせるとコワイタイプ!?)
なんとなく、教室の気温が3℃くらい下がった気が・・・。
「ふふふ。そんな怯えなくても大丈夫よ~?何か、このルールについて質問はある?」
「はい!」
声がした方――夕霧くんの方に視線が集まる。
さっきのこともあってじっと見てしまう。
「1の伝えた方がいいと思うこと―って自己判断なんですか?それじゃ、曖昧だと思いますけど」
確信を突く質問だ。
(夕霧くんて頭までいいのかな・・・)
ちょっと感動して目線が勝手にそちらへ動く。
「う~ん。そうね、曖昧よ。でも、もう中学1年生だもの。できると思うわ~」
先生からはふわ~っとした回答が返ってきた。
(聞いた意味は・・・)
私は思わず苦笑いだ。
「へーOKです。ありがとうございます」
「はい。・・・他に質問はある?」
そう言われ、ほとんどの人が周りを見る。
でも・・・上がっている手はない。
「無いようですね。――今日の1限は・・・ええと・・・」
先生は確認しに、教卓にある教務手帳を開く。
「あ、委員会決めをします。7つ、委員会があるので書きますね」
(あるのは・・・
代表委員会、体育委員会、放送委員会、美化委員会、
図書委員会、保健委員会、園芸委員会。
代表委員会だけは絶対ムリ!!!それ以外だったらなんでもいいか・・・)
先生は振り向いて
「この中でやりたいものの立候補制にしたいと思います。名前を書きにきてください」
わ~っと黒板の周りに人が集まる。
(私は人気ないところに入るか~平和的だし)
私は一番後に並ぶ。
目立ちたい人たちに代表委員会、適当にやりすごしたい人には園芸委員会が人気な様子。
その他もちらちら立候補者がいるものの、この2つ以外は決まりそうだ。
(今、一番少ないのは体育委員会か。運動好きじゃないけど、それでもいいよって言っ
てたし・・・今立候補してる子も同じ小学校だから多少話せるし!)
私は体育委員会女子のところに『 羽月椛 』と書く。
その後ろからきれいな腕が伸びてきて、私の名前の隣に、書いた。
『夕霧廉』と。
「!?」
「は~い。締め切り~!」
先生がちょうどそこで締め切った。
定員に収まるところには丸をつけていく。
「体育委員会、決定~」
(うぇ!?夕霧くんと一緒――――――!?なんでこの期に及んでそうなるかな!?)
他にも着々と決まっていく中、残ったのは美化委員会、代表委員会、園芸委員会だ。
美化委員会は、希望者ゼロ。
(移ってもいいですよ~・・・)
心の中の叫びは誰にも届かず、じゃんけん大会の開幕となってしまった。
「「「「「最初はグー!じゃんけんぽんっ!!」」」」」
「勝ったーーーー!」
「っしゃああああ!!」
「くそー美化委員かよ!?」
「俺も~」
男子は白熱のバトルとなっている。
それは女子も同じようで・・・。
「やったー!!これで廉さまの目に留まれるわ!」
「私も~!きゃーっ嬉しすぎる~ 一生分の運使ったかも!」
「え~・・・美化委員ってビミョー・・・」
「無理・・・」
一喜一憂。
負けた人は勝った人を妬んでいるような・・・。
(修羅場だ・・・。ていうか代表委員会の人たち夕霧くんめあてなんだ・・・・・・。)
なんて言えばいいのか・・・。
とにかく、1日目にしてすごい人気者なんだろうなっていうのは、分かった。
「はい、これで決定です!」
私は何度見ても『体育委員会』で『夕霧廉』くんと同じ。
(はぁ・・・)
ため息をつきながら1限を終えた――のに。
「お、委員会一緒だな!よろしく!」
笑顔で手を出してきたので私も笑って手を握り返すしかなかった。
今の、ちゃんと笑えていただろうか。
周りの女子からの視線が一番痛く感じた。
3.友情
ぼぅっとしたまま1日が過ぎ、6限まで終了した。
荷物をまとめ、教室を出ると
「「椛―!!」」
いきなり誰か――小雨と莉空が――が飛びついてきた。
「わぁぁ!小雨!?莉空!?」
「うっふふー!ごめん、椛。休み時間、委員会が決まらなくていけなかった」
「全然!委員会、決まったの?」
「それは、歩きながら。椛、一緒に帰れそう?」
小雨の問いかけにもちろん!と大きくうなずく。
「じゃあ、行こー!」
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「それで、二人は何委員会なの?」
早速たずねると、
「放送委員会だよ!楽しそうだよね~!!」
「莉空ったらずっとこの調子なの。笑っちゃうよね」
なりたい委員会になれてはしゃいでいる莉空と苦笑いで見守る小雨。
いつもの二人にクラスで憂鬱になっていた心が救われた。
「ふふっ。よかったね、莉空」
「うん!椛は?何委員になった?」
その質問にクラスでの事が頭をよぎる。
「あ・・・・・・・・・」
「椛?」
「どうしたの?ウチ、いけないこと訊いちゃった!?」
小雨たちが私の反応に戸惑っているのが分かる。
「えっと・・・ちょっと、カフェとかで、お話しない?」