公開中
4.失敗
私はひどく失敗したのだ!
ハーネスを作成して安心して、久々に寝た。
近くの木にぐるぐる巻きにしておいて、逃げられないようにした。
犬の飼い主が、犬を待たてるときのようにね。
それでも、彼女は木に巻かれている分をほどいて、
どこかへ行ってしまったらしい。失敗した。
どこに行かれたのか考えがつかなくて、近くを探した。
そしたら、近くの崖の下に小さな死体が見えた。
もしやすると、少女はずっと死にたかったのかもしれない。
正常な思考はすれないし、生きていても辛かったのかもしれない。
そうだ、私もそういうのの患者を多い数字見てきたし、わかる。
つらい治療を続けるより、安楽死で楽に殺してほしいとはよく言われた。
医者なのだから、その辛い治療をして患者を直したいが、
患者に言われたらどうしようもなくて、そうした。
多分下手な殺人犯よりは、私はたくさん殺した。
嫌だな、なぜ今頃そんなことを考えているのかわからなくて、
首を傾げた。そうだ、あの死体はどうしよう。
考えてみるとそんなことは分からなくて、
そのままにして、生存者のコミュニティを探して歩き始めた。
せめてどこかしらに埋めるのがいい一番なのであろうけど、
死体を取りに崖の下に降りて、自分が足をすべらせたら
死人が増えてしまうからね。