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戦え!三つ巴!《第五話》
--- 翌日 ---
氷華はまだ朝日も見えない時間に目を覚ました。しかし、何故か身体が重く、動くことが出来なかった。
「?疲れたかしら?」
なんとか身体を動かし、鏡を手に取る。そして、顔を見てみても、至って健康そうだった。足が特に重いので足に触れてみたら、すごくかたかった。
「むくみかしら…揉んでみましょう」
しばらく足を揉んでいると、かたかった足がだんだん柔らかくなってくる。そして、身体が動くようになり、身支度を始めた。
身支度が終わっても、まだ朝日が昇り始めたところだった。氷華は、自分は一人だと起きるのが早いことを思い出した。一人で寝ていたのは結婚前だから5年も前のことだ。その頃はものすごく早起きで侍女たちをこまらせていたな、とどこか懐かしくなった。
「紅羽。おはよう。」
「おはようございます。氷華。陽葵は、今起きたところだよ。」
「そうですか。ではあと少し待ちましょう。貴女、身体は大丈夫なのですか?」
「え?大丈夫だよ。」
紅羽は朝はテンションの低い氷華と二人きりなのが気まずくて、早く陽葵がくることをいのっていた。
「おはよーーー!」
「陽葵。おはよう。もう少し静かにしてくださいね。」
「は、はい」
紅羽は、陽葵さえも静かにする氷華の力は絶大だな、と感じた。
「では、そろそろ行きましょう。ご飯は皆もう食べたのでしょう?」
「「はい」」
氷華が歩き出すと、慌てて紅羽と陽葵もついていった。
「とりあえず…街を歩きましょうか。」
「はい。」
しばらく歩き、商店街に入ったところで、うしろから大きな声が聞こえて、3人は勢いよく振り返った。そこには、人の顔のような、顔でないような、物体があった。
「氷華…。あれは?」
「私にもわからないわ。」
「とりあえず戦おうよ!」
「は!?陽葵!待って!」
しかし、その時には陽葵はもうそこにはいなかった。
**「プリズムブレイク!」**
あたりが眩しい光に包まれる。光が消えると3人はすかさず魔物を見た。しかし、何も変わっていなかった。
「むぅ、入らないかぁ。」
「陽葵!危ないわ!」
いつのまにか陽葵がロックオンされていた。すかさず氷華が陽葵を助けようと陽葵の手を引っ張る。しかし、氷華に攻撃が掠ってしまった。その時、急に一人の人が現れた。
**「悪霊退散!」**
すると、一瞬にして魔物が消えた。氷華はその人に向かって走った。
「助けていただき感謝いたします。私は本多氷華と申しますわ。」
「いやいや。そんな。私はね、神楽神社で巫女やってる、|妙子《たえこ》よ。よろしく。」
「巫女さんだったのー?あ、私は陽葵!氷華と一緒に旅してるの!」
「私は、紅羽です。」
「そうなんだ。ちょっとね、うちも神社から逃げ出したいからさ、ちょっとついてっていい?」
「え!?はい」
紅羽は驚きながらも承諾してしまった。しかし、悪い人じゃなさそうだし、まあいいか、と、受け入れた。
「ごめんなさい。すこし、失礼します」
氷華は走り去ってしまった。取り残された3人は、しばらくきょとんとしていたが、やがて商店街の方に歩き始めた。
読んでくれてありがとー!新メインキャラの妙子ちゃん紹介するね!
神楽妙子(かぐらたえこ)
両親が神社の人。で、余談だけど、セーラームーンのセーラーマーズがモデルである!登場のシーンが!