公開中
参加ぁ!٩( ๑•̀o•́๑ )و
【名前】
甘闇(あまやみ)
【目指している賞】
ぶっちゃけノリで参加してるからおまかせで!参加賞ください!(๑•̀ㅂ•́)و✧
「ねぇ。あの日の約束、覚えてる?」
放課後、いつもの勉強会。
雨と、シャーペンの滑る音しか聞こえない空間で、幼馴染がポツリと呟いた。
僕は顔を上げて幼馴染を見る。約束。そんなのしすぎてどれかわからない。
幼馴染は、スッと顔を上げて黒曜石みたいな目で真っ直ぐと僕を射抜く。
その目に少し圧倒されながら、僕は口を開く。
「どの約束?」
「⋯覚えてないならいいの」
幼馴染は、まるで僕の言葉から逃げるように顔を反らした。
雨が、窓を打ち付ける音が響く。
僕は、少し考えてから幼馴染に向き直る。
「小学校の時、校則で禁止されてる寄り道を黙ってようねって約束?」
「⋯違う」
「じゃあ。中学校の時、立入禁止の山を探検したのを黙ってようねって約束?」
「⋯違う」
僕が色々な約束を上げていって、幼馴染が「違う」と返す。
しばらくそんな時間が続いて、僕はハァッとため息を吐いた。
「ね?約束しすぎてどの約束かわからないだろ?」
僕の言葉に、幼馴染がハッとした表情を浮かべた。
「ふふっそうね。そのぐらい長い間。私たちは一緒にいたのね」
幼馴染の見せる柔らかい表情には一滴の寂しさが入っている気がした。
僕は「そうだね」と返事をして、幼馴染の寂しさを少しでも無くそうと、彼女の好きなお菓子を手渡す。
「それで?どの約束?」
「⋯私とあなたが、仲良くなった日の約束。」
幼馴染は少し不安げに僕を見た。僕は思った。
あぁ。それならわかる。
僕は幼馴染に笑いかけながら言う。
幼馴染も、僕の方を見て笑顔になる。
「「ずっと仲良く一緒にいようね」」
二人の声が重なった。
短かったかも⋯!∑(๑º口º๑)