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ネッ友になりたいから書きます!
冬と春を題材にして書きます!(✿´꒳`)ノ°
シンシンと雪が降り積もる。
そこに佇むのは一本の椿。血を吸ったかのような鮮やかな大輪を人々は感嘆しながら通り過ぎていく。
凛と立った椿の隣には桜が寒そうに佇んでいた。椿は桜が嫌いだ。椿は桜に話しかけた。
「そこの桜よ。寒くはないか?」
「⋯」
返事はない。それはそうだ。生き物で言うところの冬眠中なのだから。それでも椿は桜に話しかける。
「今年の冬は寒いな。もしかしたら春は来ないかもしれない」
「⋯」
「葉も全て落ちてしまって寒くはないか?」
「⋯」
何日も、何日も。懲りずに話しかける。
「桜よ、蕾が出てきたな。もう少しで春⋯か。」
「⋯」
「雪もあまり降らなくなったな。そなたはどんな綺麗な花を咲かせるのだろうか?」
そうして、春の風が吹く頃。
「もう、春だな。そなたはまだ咲かぬのか?」
「⋯」
「いつか⋯私も⋯そなたの咲くところが⋯見て⋯み⋯た⋯」
春になった椿の花はぼとりぼとりと落ちていく。
椿は思った。桜は嫌いだ。だって、自分が咲く頃にはいないから、会話はできないし、どんな花なのか見ることもできないから。椿は来年のために眠る―――
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温かな日差しが花を照らす。
そこに佇むのは一本の桜。春の温かさを取り込んだような柔らかなピンク色の小ぶりの花を人々は楽しそうに見ながら通り過ぎていく。
ふんわりと立った桜の隣には椿が居心地悪そうに佇んでいた。桜は椿が好きだ。桜は椿に話しかけた。
「椿、今年の春は温かいよ」
「⋯」
返事はない。仕方がない。だって春は眠くなるものだから。それでも桜は椿に話しかける。
「今年の冬も話しかけてくれてありがとう。返事はできないけど、ちゃんと聞いていたよ」
「⋯」
「椿は優しいよね。返事もしない私に話しかけてくれるんだから」
「⋯」
「あなたはどんな花を咲かせるのかしら、きっと優しい色をしているよね。だってあなたは優しいから」
桜は話しかける。自分が散ってなくなるその日まで
「いつか私たち、ちゃんと話せる日がくればいいのにね。そしたらきっと楽しいわ」
「⋯」
「今日も世界は綺麗よ。蝶々が舞ってタンポポが揺れて⋯」
「⋯」
「また、来年ね。ねぇ⋯もしも⋯あなたの花が⋯見れる日が⋯きた⋯ら⋯」
紙吹雪のように桜は儚く散っていく。
桜は思った。椿は好きだ。だって、返事もしない、花を見ることもない眠っている相手に毎年話しかけてくれるのだから。桜は、来年も椿の話を静かに聞く―――
あとがき
椿は咲いて疲れた後なので春の間は深い眠りに着いてしまっていて、桜の返事を聞けません。
桜は、そろそろ目覚めなければいけないので話しかけてくれる椿の声は聞こえても返事はできません。
いつかこの二本が仲良く話せる日が来るといいですね