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人妖混血の異能戦線 〜七〜
僕が目覚めた時・・・僕の手を誰かがしっかり握ってくれていた。目を細めながら握ってくれている人を見た。その子は「正華ちゃん」であった。しかも、正華ちゃんは泣いていた。ポロポロと頬をつたっていく涙を僕はみた。僕はなぜ僕がここにいるのかが、思い出せていない。
正華「焔くん・・・?焔くん!!!」
正華ちゃんは涙を自分の手で拭ってそう言った。
正華「先生、焔くんが起きました!!!」
正華ちゃんは大きな声でそう叫んだ。先生・・・?というか僕が寝転んでいる部屋は・・・ここはどこだ?そう僕が思っていると、ドアがすごい勢いで開いて乙未先生が入ってきた。
乙未「起きた?起きたのね!!」
正華ちゃんは乙未先生の言葉にこくりと頷いた。
焔「ここ・・・はどこで・・・すか?」
僕はいつの間にか声が掠れていた。だから、声を強く出そうとすると喉が針で刺されるような痛みが喉元に走る。
乙未「ここは異能戦線のいわゆる病室だよ」
病室・・・?そっか、やっと思い出した。僕は妖魔にやられたんだ・・・。腹をやられて・・・意識が朦朧としてきて最終的には倒れた・・・。
焔「襲撃・・・はどうなったん・・・ですか?」
途切れ途切れで僕はそう言った。
正華「襲撃はすごい人たちが倒したよ!」
正華ちゃんは自信満々にそう言った。よかった・・・異能戦線がやられたら僕の居場所がなくなる・・・から。せっかく異能戦線に入れたというのに、入って一週間も経たないうちに異能戦線が潰れるなんて・・・そんなのごめんだね。
焔「僕・・・の怪我・・・は?」
そうだ、妖魔にやられた腹の怪我は?今は動いていないからか、痛みを感じない。
乙未「病院の先生に見てもらって、「安静にしとけば治る」って言ってた」
命に別状はないんだ・・・。けど、あの時に命が奪われてたかもしれない、って考えると・・・怖い。
乙未「けど・・・後遺症が残る・・・って先生が」
後遺症か・・・。
焔「日常・・・に支障は・・・でる?」
乙未「日常に支障は出ないって先生は言ってたよ」
日常に支障が出ないなら、いつも通りに過ごすことができる・・・!後遺症が残ってしびれを感じることがある。とかだったら、日常に支障が出そうだし・・・。支障が出ないなら尚更、今みたいにならなように妖魔と戦うすべを持たないと・・・!僕の異能は役に立たないし、デメリットの方が大きすぎるから・・・。
焔「あと・・・どれくらい安静に・・・しとけばいい?」
乙未「あと一週間くらい?って先生は言ってたよ」
一週間・・・。僕は正華ちゃんに一週間遅れを取るんだ・・・!安静にしとく期間が終わったら、正華ちゃんを抜かす・・・いや他の人も抜かすくらいに練習をしなくちゃいけないな!!
僕の異能戦線生活は・・・あと一週間後から本格的に始まる。
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