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人妖混血の異能戦線 〜伍〜
僕は正華ちゃんと話をして、10分くらい経った。そうすると、最下位階級の先生の乙未先生が来た。
紅李「焔、正華!君たちは新人くんだから、この最下位階級のルールを教えるね!!」
え、正華ちゃんって新人だったの!?”ずっと前から“最下位階級に居そうな雰囲気だったんだけどな・・・。
焔&正華「はい」
紅李「この最下位階級は、“3つ”のルールがある」
紅李「まず、一つ目!」
紅李「あの2人には絶対に“近付かない”こと」
乙未先生は真剣な顔でそう言った。これはただ事ではなさそうだ・・・。すると、正華ちゃんが手をあげた。
紅李「はい、正華ちゃん!」
正華「なんで近づいちゃダメなんですか?」
紅李「・・・あの子たちは、妖魔界でもすごく強い力を持った妖魔の力を宿している」
焔「なんの妖魔なんですか?」
紅李「あの、炎の渦巻きを出している子がいるでしょ?」
正華「はい・・・」
紅李「その子の妖魔は『|上位妖魔《ゲシュペンスト》 イフリート』を宿している」
焔&正華「っ!!」
僕と正華ちゃんは同時に驚いた。なんたって名前の通り、妖魔の中でも上位に君臨する・・・あの|上位妖魔《ゲシュペンスト》なんだから。
紅李「上位妖魔が強いのは2人とも知ってるでしょ?」
僕はそれに頷いた。3歳の頃、親に教えられた。・・・今はお父さんしかいないけど。そのお父さんも今は___
紅李「それでもう1人いるの」
僕が心の中で言おうとしたら、乙未先生の会話で遮られた。まぁ僕が勝手に話をやめただけなんだけどね。
紅李「その子の妖魔は『|上位妖魔《ゲシュペンスト》 大天狗」を宿している」
ま、また上位妖魔!?上位妖魔って確か・・・100年に一度、人間に宿るって聞いた気が・・・。
正華「大天狗って・・・私のお父さんも宿してるの・・・!」
え、正華ちゃんのお父さんの妖魔も大天狗なの!?僕はもう大天狗を宿らせている混血を2人も知ってしまった・・・。
紅李「よし、次は二つ目のルールへ行く__」
乙未先生が言いかけた途端、周りが赤くなって「ウーウー!」と鳴り出した。
正華「なに!?」
正華ちゃんは突然の警報に驚いて、状況を整理できていないようだ。と言っても、僕もイマイチ状況を整理できていない。
紅李「この警報は「妖魔襲撃」の警報だわ!!」
乙未先生は、顔を真っ青にしてそう言い放った。
焔「妖魔の襲撃!?」
紅李「そう・・・妖魔は1ヶ月に一回くらいの頻度でこの『異能戦線』を襲撃してくるの」
正華「1ヶ月に一回!?」
1ヶ月に一回は結構な頻度だな・・・。1ヶ月に一回はこのうるさい警報が鳴っているのか・・・。
焔「なんで襲撃してくるんですか?」
紅李「・・・それが分からないの」
正華「分からない・・・?」
紅李「襲撃してくる理由がまだ判明されてないの。ただ単に襲いたいだけなのか・・・それとも何か別の狙いがあるのか」
紅李「・・・とりあえず、前線に行くわよ!」
この最下位階級に来てから一時間も経ってないし、ルールも聞いてないのに、いきなり前線!?それに、僕の『異能』で妖魔に立ち向かえるのかな・・・?
僕は最下位階級入って早々、人生で初めて妖魔と対峙することになる。