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全部、私が悪い
** 「そんなことない…!!!」**
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「さあさあ、皆さま!本日もよろしくお願いいたします!ようこそ!」
「まだか、まだか」
「早く、早く!」
「まあまあ、皆さま焦らないで。……ゴホン、それでは改めまして。ようこそ!** |人身売買屋《トレード・ハウス》へ**」
司会の女性は、ニヤリと笑った。
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そこでは、人身売買が行われていた。
「まず、最初の商品はこちら。世にも珍しい|色違いの瞳《オッドアイ》を持つ少年です!さあさあ、皆さま。いくらで落札いたしますか?」
「50万!」
「おっ!いいですねぇ…他には?!」
「60万!」
「80万!」
「さ、他にいらっしゃいますか??」
「100万!!」
「おっ!来ました来ました!他にいらっしゃいますか?…いらっしゃらないですね?」
少年は、怯えた眼をしていた。
「では、100万円で落札でーす!」
司会の女性は、手に持ったベルを高らかに上げて鳴らした。
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「続いての商品は、ここらでは珍しい人魚の娘でございます!さあ、皆さまよーく見てください!この美しい鱗…!そして、この娘。なんと言っても真珠の涙を流します…!さあ、皆さまこの娘、いくらで落札いたしますか??」
「120万!」
「おっと!最初から高値ですね〜」
「140万!」
「他にいらっしゃいますか〜?!」
「180万!!」
「お〜!!他に、他にいらっしゃいますか?」
「200万!!」
「200万!さあ、他にいらっしゃいますか?…いらっしゃらないですね?」
人魚は一粒の真珠の涙を落とした。
人々は感嘆する。
「200万円で、落札でーす!!」
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異種人の少年。
「200万!」
エルフの娘。
「250万!」
金髪、金眼の娘。
「300万!」
計12商品。全て、落札。
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**バンッ!!**
「全員そこを動くな!!」
あのオークションから、数週間後。
「王国警察だ!!お前たちが人身売買をしているという証拠はそろっている!!!」
「やめろ!はなせ!」
「大人しくしろ!証拠はそろっていると言っているだろう!!」
「な、や、やめろ!!…そ、そこの!そいつだ!そいつが悪いんだ!俺たちは何もしていない!!」
小太りの男性、━━━オーナーだ━━━が声を上げた。
司会の女性は、奥歯を噛み締めた。
ああ、こいつらは。
何も、変わらない。
人のせいにして。人を人だと思っていない。
「くっ…!」
手をうしろで組まされた。
私は、
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「綺麗な瞳だ」
少年は、怯えの色をあらわにした。
「大丈夫だ、私は何もしないよ」
少年を引き取った女性は、柔らかに微笑んだ。
「《《彼女》》が、願ったのだからな。君たちを無事に引き取るよう」
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「そう、怯えるな。何もしない」
人魚の娘は、真珠の涙を落とした。
「ほら、この真珠はきみのものだ」
人魚の娘を引き取った男性は、娘の手に真珠をのせた。
「《《彼女》》の計らいだ。彼女は、誰よりも君たちのことを思っている」
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「安心して、あなたは大切にされるべき存在なのよ」
異種人の少年は、思わず泣き出した。
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「君には、帰る場所があるんだ」
エルフの少女は、うずくまって泣いた。
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「綺麗ね…これは、この輝きは、あなただけのものよ。誰にも、誰のものにもなってはいけない」
金髪、金眼の少年を引き取った女性は、少年の頭を撫でた。
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私は、
私…は、
私が、
「全部、私が悪い」
私が、
私が、
全ての責任を負わなければ。
引き取られていった彼ら、彼女らをこれに、巻き込んではいけない。
私があのオーナーに隠れて、引き取り先を選んでいたことは、何が何でも隠し通さなければ。
** そこでは|人身売買《孤児の引き取り》が行われていた。**
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