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最期の平穏
2通もファンレターありがとうございます。
小説書き未経験者でしたが、書き方🐴いようで良かったです。
遅れてすみませんでした🙇🙇🙇🙇🙇
いつもより目線転換が多いです。フリンズ→イルーガ→カテリーナの順で変わってます。今後目線転換が分かりにくかったら教えてください。
「……この内容、他の隊員には話す予定だが…イルーガには言うべきだろうか。」
ニキータは深く考え込んだ。
僕もその問題から目を背けながら手紙の話を聞いていたため、考え込んでしまった。
坊ちゃまは、この内容を聞いてどんな顔をするだろう。
カテリーナはもう救えないと気づいた時、どんな感情が溢れ出すのだろう。
そして、僕は結論を出した。
「ふむ…難しい問題ですが、言った方が得策かと思われます。一人だけ秘密にされていたというのも可哀想ですし、いざ女皇陛下と対面したときに反抗されてしまったら…。」
「逆にナドクライの脅威が増えてしまうかもしれない、と?」
「えぇ。」
「……わかった、伝えよう。」
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「義父さん、来ました。」
「…あぁ。」
義父さんは深刻な、疲れたような顔をした。
僕は心配になった。
「……なにか問題があったんですか?なにか手伝えることがあれば───」
「逆だ。」
「え?」
「手伝わないでほしいという要求だ。……落ち着いて聞いてくれるか?」
「えっと…わかりました…?」
「先日、こんな手紙が来たんだ──────」
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「ぁ……ぇ……………」
僕は唖然とした。
カテリーナさんは数百年前のスネージナヤの皇女で、「神の器」で…、氷の女皇に吸収される運命で…
運命だからカテリーナさんを助けないと…?
目の前で、カテリーナさんが消えるのを見届ける………?
そんなの、嫌だ。助けたい。カテリーナさんにまだ何も言えていないのに…!
………でも、必要なことだ。義父さんとフリンズさんの結論は僕の「助ける」という理性の主張より安全で、ナドクライを守ることが使命な僕たちライトキーパーの責務にも合っている。
「………カテリーナさんには、この手紙の内容言ったんですか?」
「いや、話していない。最期まで話さない。」
「どうしてですか…?」
「……最期まで、ナドクライのライトキーパーとして過ごす生活をさせてやりたいんだ。」
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今日のピラミダはなんだか賑やかだった。
美味しそうなご飯が机に並んでいて隊員のみんながお酒を飲んで、酔いつぶれてる人もいて、賑やかな宴のようだった。
「……ニキータおじさん、…なんで宴を……?今日、何か……あったの…?」
「あぁ…その…、何もない日に宴をするのも悪くないと思ってね!それに、最近はワイルドハントの被害に遭う人たちもライトキーパー結成当初よりも少なくなっているそうだからそれの宴だ!」
「……そうなの?」
ニキータおじさんから、嘘の匂いがしたような気がした。
「ぁ……カテリーナさん!」
「ん、イルーガ。それ…何…?」
「マンドラゴラです!」
「……マンドラゴラ…?食べれるの……?」
あのかわいいマンドラゴラをイルーガが食べてる……。
「はい!美味しいですよ!あなたも食べますか?」
「い、いや……いいかな………。」
流石にマンドラゴラは食べれない…。
すると、イルーガが頬を膨らませて、でもすぐにしぼませて笑った。
でも、なんだか寂しそう……?
「おや、随分楽しそうですねぇ。」
「あっ、フリンズさん!報告書まだですか?」
「宴の場でそのようなことは申されなくてもいいでしょう?あとでやりますよ。あとで。」
「それ、絶対やらないですよね!!!」
「おやまぁ…なんと恐ろしいことを…。カテリーナさんも報告書はお嫌いでしょう?」
「……え?…いや、そんなに…。ライトキーパーには必要なことでしょ……?」
「おや………」
「ほら!カテリーナさんもこう言ってますよ!…まぁ確かに宴の場なので今だけは許します。今だけは!」
「ふふっ、ありがとうございます。……カテリーナさんも。」
「……?なんでわたし…?」
「ふふ…」
フリンズが何故かわたしに感謝した。
わたし、何もしてないと思うんだけど…。
それに、フリンズもなんだか名残惜しそうな顔をしている。今日は本当にただの楽しい宴なのかな…?
「………」
「どうかしましたか?カテリーナさん。」
「え、えっと…なんでもない……大丈夫。」
「…そうですか。なら、宴を引き続き楽しみましょう。このお肉はどうですか?柔らかくて食べやすいですよ。」
「…そう?なら─────」
「いや!カテリーナさんにはちょっと重いかと!!魚の方がいいんじゃないですか?」
「……えっと…。どっちも食べようかな……。」
これは何が正解なんだろう…。
「じゃあお肉から先に。」
「いいや魚からです!!!」
「おやおや、坊ちゃまは独占欲が強いのですねぇ。」
「…はぁ!?違いますよ!!僕はカテリーナさんに魚を食べてほしいだけです!!!!」
「でもお顔が赤いですよ?僕は事実を述べただけなのに。」
「〜っ!やっぱり今から報告書書きましょう!!ほら!!!!!!」
「カテリーナさん…助けてください…………。僕は死んでしまう…。」
「……報告書で、人は死なないよ。」
「あぁ………」
──こんな風に賑やかで、大切な人たちに囲まれて幸せな生活がこれからも続いていくといいな…。