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ライター 後編 【スノあべ】
この小説は、〈ライター 前編〉の後編です。
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https://tanpen.net/novel/21c04748-b1cd-42e7-9e96-207c519bc0ed/
こちらも少しおかしいかもしれませんが、最後まで読んでいただけますと嬉しいです。
車で、指定された住所に向かう。計画の準備は完璧。あとは成功させるだけ。
俺の家からそこまでは、あまり遠くなくて、早めに着いてしまいそうだったので、コンビニに寄ってみる。
(〜♪)
あのチャイムを心の中で響かせた。
今仕入れしたのかというほど、おにぎりがずらりと並んでいた。意味もなく、一番手前の鮭のおにぎりを手に取る。
お会計を済ませて外に出ても、雪は降り続けている。何故なのだろう。まあ、天気予報は雪でしたけど。
今買ったおにぎりを頬張りながら、雪を眺めてみたら。
(………、)
寒いことに気づいた。
再び車と走らせる頃には、俺は泣いていた。本当に何故か分からない。
きっと、ただ、寒かっただけ。
---
(此処、だな…)
念入りに住所を確認し、インターホンを押す。
時刻は、17:00丁度。
ガチャ
「こんにちは、讐部です」
『…あ、讐部さん、、』
うん、思ってた通りだ。
「いつもこうして訪問させて頂いていますので、お気になさらず」
俺は、黒に緑色の線が入った仮面を被って訪問した。よく見たら、他のメンバーカラーも入ってるかもね。
「深澤、辰哉様でしょうか?」
分かってはいるけど、怪しまれない為に。
『はい、そうです』
「では、こちら、ヘド二ズマー3本です。ご確認ください」
『はい、確かに受け取りました』
「あ、そういえば、ヘドニズマーのご説明をするのを忘れておりました。」
勿論、嘘。
「少し手短にご説明しますね」
『、ああ、なら、上がっていかれますか? 寒いですし』
そう来ると思った。そっちのほうが好都合。
「…あ、では、お言葉に甘えて」
靴を揃えて脱ぐ。敵地でも、そこは律儀に。
『あ、でも、家、他に《《7人》》住んでるので、ちょっとうるさいし、狭いんですけど、、』
「ああ、それは全然大丈夫です」
適当に返しておこう。
『あ、貴方が、讐部さん?』
めめだ。
全員いる。俺以外、全員。
混じってはいけないのに、混じりたいと思ってしまう。《《7》》が《《8》》になる日は、もう来ない。
取り敢えず、説明はちゃんとする。
大事なのは、終わってから。
「すみません、長い話ばかり。有難うございました」
『いや、全然全然』
沈黙が訪れる。
『あ、じゃあ、お帰りに((
「一つ、お聞きしたいことがあります」
皆、驚いてる。この先に何があるのかも知らずに。
「この家、大丈夫ですか?」
『えっ?』
「もう貴方がた、出られませんよ。この家から」
『『は?』』
悪友コンビが口を揃えた。
『出られないって、、どういうことです?』
めめが冷静に問いかけた。まだ、みんな混乱してるっぽい。
「このお家、窓がないんですよね。だから、ドアさえ閉めれば貴方がたは出られません。そのドアは私が管理しています」
この家は全て調査済み。
シュッ
咄嗟に何かを避けた。
見れば、照がいかにも強そうな面構えをして、俺に向かってナイフを投げていたのが分かる。
ドアを壊したらいいだろうと思われるが、此処のドア鉄製なのね。(笑)
そりゃあ、必死になる。出られないからね。
『本当に開かない!!』
佐久間が玄関に行って戻ってきた。
『、、早く開けろ』
ラウールらしくない言葉遣いだけど、敵同士だから仕方ない。
「どうしてそんなに必死になるんですか。笑 |此処《裏社会》に入ったら、生きられるかも分からないのに、いつ死ぬかも分からないのに、どうしてそんなに怯えるんです? 怯える必要あります?」
『仲間だけは、生きていて欲しいから』
『それだけだよ。それと、怯えてるわけじゃない』
『仲間を、守りたいんだよ!』
矛盾ばっか。
「その仲間って、本当に《《7人》》なんですか?」
俺は、腐りきった|顔《真実》を見せた。
『『『『『『『『!!!????!!』』』』』』』』
『なんで、、、』
8人の想い全てを代弁するかのように呟いた康二。
「教えてあげよっか?」
「あの写真リークして、芸能界にいられなくしたの、みんなでしょ? それに、俺の味方してくれなかった。誰一人!!」
「それがわかったから、俺は、皆に、同じ目に遭わせたくて、此処まで来た」
「俺は最初から、仲間じゃなかったんだね」
流したはずの涙が顔を出す。
みんなも、泣いている。何でだよ。おかしいだろ。
『阿部ちゃん、ごめんね、ほんとにごめん』
舘様が謝った。
佐久間が声を荒げる。
『違うの阿部ちゃん!これには理由があるの。それだけ聞いてくれない?』
…理由?
「俺が憎たらしかったからじゃないの?」
『違う!それはない、、』
佐久間が続ける。
『俺らが裏社会にいく前に、|此処《裏社会》の人間から脅されたんだ』
『阿部ちゃんを社会的に抹殺しろ、さもなければ、阿部ちゃんを殺すって、』
そして、指示通りに動くしかなかったと、今もそいつの手中にあると、続けた。
「そっか、でも…」
「俺たち、これから“ずっと一緒”でしょ?」
『阿部ちゃんやめて!』
そんな声がうっすら脳に響いた。でもそんなもの、聞く耳すら持つ必要なんてない。そうでしょ?
「バイバイ」
`カチ`
`チャッ`
腐った人生と、皆と、《《9人で》》堕ちていく。
それと同時に快晴が広がった気がする。
本当に冬は、嫌いだ。
だけど、もう寒くない。何でだ。
そっか、だって俺らって、“ずっと一緒”だもんね!
赤い、ゆらゆら揺れる走馬灯の中で、今までの日々を数える。
この〈熱〉を9人で分かち合えたことに幸せを感じながら、眠る。
さよなら、皆。
さよなら、人生。
難しい。下手なのにここまで見てくださって、有難う御座いました。
カチ ←この音、何の音だと思いますか?
よく見たらわかると思います。というか、答え書いてますね笑
考察・感想お待ちしています☺️
※実在する人物及び内容は、本人様には一切関係ございません。
全てフィクションです。