紡ぎ忘れたレクイエム
編集者:誰かさんのサブアカウント
#ダークファンタジー #異世界モノ
——僕が紡いできた日常(きおく)は、本物ですか?
科学と電子機器が発達した現代日本。
その影では、一般人に紛れて銃器と魔術を融合させて戦う「管理局の魔術師」たちが、世界の治安を維持していた。
高校生の紬(つむぎ)は、10年前に冷酷非道な魔術テロ組織「黄昏の旅団」に両親を殺された過去を持つ。
仇を討つため管理局に入隊した彼は、初めて手にするはずの対魔術兵器をなぜか完璧に使いこなす天賦の才能を発揮し、頭角を現していく。
そんな彼を優しく、時に危ういほどの献身さで支える相棒の結衣(ゆい)。
誰よりも頼れる完璧な兄貴分の時雨(しぐれ)。
紬たちを影から支える引きこもりの天才ハッカー・神楽(かぐら)。
かけがえのない仲間たちと共に、紬はついに両親の仇であり、世界の崩壊を目論むテロ組織のボス・皇(すめらぎ)との決戦へ挑む。
数々の激戦、仲間の犠牲、そして最高潮を迎える復讐劇。
すべては綺麗に解決し、現世に平和が戻った——はずだった。
「ねえ、紬。あなたの最初の記憶を消したのは、私なの」
平和の鐘が鳴り響いた瞬間、世界は音を立てて反転する。
差し伸べられた手の温もり、信じていた正義、血の繋がった絆、そして「自分」という存在そのもの。
中盤で明かされる“偽りの真実”の裏には、絡み合う愛憎と、あまりにも残酷な“本当の絶望”が隠されていた。
これは、奪われた過去を取り戻す物語ではない。
全てが嘘で塗り固められた世界で、操り人形の少年が自らの意志で狂った運命を「紡ぎ直す」、凄惨で美しいダークファンタジー。
神々(管理局)の狂気へ、手向けの鎮魂歌(レクイエム)を。
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