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最終話 優しさ
イェーーーーイ東方洗脳異変完結するぜぇぇ
ご安心くださいちゃんと次の次の次のシリーズまで考えております
黒「まぁ半分正解で半分訂正するほどではない不正解だけど」
黒「…いつから気づいてたんだよぉ…」
心美「紅魔館でやけに春香と永遠亭に行こうとしてた時からだな」
黒「結構前じゃねぇかよ」
心美「分かりやすすぎんだよ」
心美「私の誕生日の時もアイドルみてぇになった時もやけに永遠亭に連れてこうとした時もうんざりするほど伏線つけやがって……」
黒「いつの話だてか伏線とか言うなよ本気で悩んでんだぞこっちは」
心美「__わりーわりー__で?半分不正解って?てかどういった経緯でさよならグッバイしたんだよ?」
黒「色々ツッコミたいことあるけどまぁいいわ」
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俺は最初、おふくろと親父と暮らしてた。
まぁ知っての通り俺の親父はヤクザだ。
オマケにおふくろもレディースときたもんで
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心美「とんでもねぇな」
黒「だろ?」
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だけどまぁどっちも盗んだ金もあって結構暮らしには困ってなかったが、おふくろにとってはそうでもねぇみてぇでな
浮気してたんだよ。相手側との子供までしっかり作って。
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黒「…そうして春香が産まれたってわけ」
心美「どっかで聞いたことあるような締めくくりだな」
黒「浮気だけなら俺たちも許してたんだが、子供を捨てるって言い出してよ。それに激怒した親父が春香を連れて出て行っちまったんだ」
黒「当然、親権も親父のもんにしてな__まぁそれは俺も大賛成__」
黒「そんで俺はおふくろの性、『中山』になった。ちなみにそれ春香が6歳、俺が8歳の時でな。お前の方と比べたらまぁあれだけど、ウチも結構闇深いだろ?」
心美「…お前は?父さん連れてってくんなかったのか?」
黒「もちろんそう言ってくれたよ。だけど拒んだ。俺自身の意思でな」
心美「どうして」
黒「…知ってたんだ。おふくろが浮気してるって」
黒「親父や俺がいるのに、他の男に手ぇ出てたって。」
心美「……」
黒「拒否したのは知ってた上で言わなかったケジメってやつだ。ま、流石に春香の件は知らなかったけどな」
心美「…春香と出会って、なんも感じなかったのか?」
黒「最初は普通に初対面だと思った。…だけど目を見て話した時に気づいた。こいつはあの時離れ離れになった、俺の妹だって」
黒「だけどどう接すればいいか分からなかった。向こうも忘れてるみたいだし、いっそこのまま墓まで持っていっても良いんじゃねぇかって。」
心美「……バカだな」
黒「あ?」
心美「本当になんも知らないと思うか?」
心美「ここまでお前の気持ちを浴びてきて、**春香がなんも考えなかった**と思うのか?」
春香「………」
黒「春香…」
黒「おまっ…どうして…」
春香「2人がなんの話してるのか気になって、ずっと見てた」
心美「私は最初から気づいてた」
春香「わぁ怖い」
心美「男女の秘密の会話を覗いてる方も怖いと思うぞ」
黒「誤解を招く言い方すんな」
春香「…どうして黙ってたの?」
黒「……」
春香「…ねぇ。答えてよ」
春香「**お兄ちゃん**」
黒「…言ったところで信じるとは限らないし、打ち明けるには時間が経ちすぎた。」
黒「こんな感じで伝えるなら、黙ってた方が互いのためにも…」
春香「ふざけたこと言わないで!!!」
黒「!」
春香「信じるとは限らないって何?だったら信じるまで言えばいいじゃない。」
春香「時間が経ちすぎた?別にいつでもいいじゃない。」
春香「お互いのためになるって!そんなの勝手に決めつけないでよ!!」
春香「言わないなら私の事なんて心配しなければ良かったじゃない!」
春香「__…変に構ってくるから…余計に考えてたよ__」
黒「だけど…そんなことを伝えたところでお前は」
春香「それが優しさのつもり!!?」
春香「本当に私のことを気遣ってるとでも思ってるの!?」
春香「そんな一方的に隠されたって…全然私のためになってないよ」
黒「……」
春香「…私ね、いつも変な夢見るんだよ。」
春香「あの日みんなに会ってからずっと」
春香「お父さんに手を引かれて、後ろには自分より少し年上の男の子とお母さんもいて。」
春香「短い間だけ記憶にあったお父さんはいないし、男の子は誰か分からないし」
春香「…でも不思議と、お兄ちゃんだって分かった。」
春香「顔も、声も、何もかも見えなくて何もかも分からないのに。分かったの」
春香「私が泣きながら手を伸ばして、その子が悲しそうな顔をして向こうに行っちゃうところで夢が覚める。」
春香「心美たちの誰かってことは分かるよ。出会ってから見るようになったんだもんね。」
春香「…もっと早く言ってくれれば、こんなに悩むことなかったのに…」
春香「どうしてよぉ……」
黒「…ごめん」
黒「俺が勝手に決めつけてた。勝手に黙ってた」
黒「…知らずに、春香のことを傷つけてた。」
黒「泣くな。春香」
黒「…妹が目の前で泣いてたら、兄ちゃんはもっと悲しい」
黒「言うのが遅くなってごめんなぁ…」
春香「…本当に、遅すぎるよ…」
心美「…」
心美(もし一部始終を見ていなかったら、きっとドラマの撮影とか、ただの男女が泣いてイチャついてるだけだとか思うはずなのに)
心美(_絶対に誰が見ても分かるような…兄妹の顔をしていた。)
心美「…お前は…春香に関わりのある時だけ」
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黒「なぁ、あれくらいの女ってどんなデザインが好きなんだ?」
心美「そもそも私ヘアピンつけねぇよ」
心美「春香になんか買ってやろ」
黒「だったらあいつ甘いものが好きだぞ」
心美「生クリームでも飲ませるか」
黒「体に悪いだろうが__一人で飲め__」
黒「春香がなんか悩んでるっぽいんだけど、なんか相談乗ってやってくんね?」
心美「なんで私が?お前が行けよ__いや別に良いけどさ__」
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心美「…ずっと兄貴の顔してたよ。」
いつか自分で作った小説で人を泣かせられるようになりたいですね…