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第19話 忌み子
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私たちの住んでいたとこは、ある小さな村だった。
ほんっとうにごく普通の村だったしごく普通の家庭だった
私の親が犯罪者なことと『忌み子』と呼ばれている子供がいたこと以外は
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黒「なんだって?」
夜「続けるぞ」
黒「え」
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親は近くの森を燃やしたただの愉快犯なだけでそこまで重要視されていなかった
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春香「ん?」
夜「続けるぞ」
春香「んん!?」
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家族が捕まって1人になった私は最低な名で呼ばれているその子供に会いに行った
今思うと寂しかったのかもしれない。
夜「…お前が」
夜「『忌み子』か」
???「…僕に会うなんて相当な物好きだね」
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夜「…その時に会ったのがコイツだ」
???「ほんとに久しぶりだよね〜」
夜「ソウダナ」
???「感情込めて言ってよ」
カナン「なんかずっと名前なくてめんどくさいな」
???「『忌み子』と呼んでくれて構わないよ」
カナン「俺たちのことなんだと思ってんだ」
心美「じゃあ私が名前付けてやるよ」
心美「『???』かい、贅沢な名だねぇ…」
海斗「おい」
春香「待ってこれ殺される」
???「贅沢かな…」
心美「『ゆう』それが今日からのお前の名前だ」
優?「『優』って…僕そんなに優しい人に見える?」
心美「あ、|優《そっち》じゃなくて|憂《こっち》」
憂「まさかの嫌がらせ!?」
海斗「お前にしてはネーミングセンスいいやん」
心美「殺すぞ」
夜「じゃあその名前で呼ぶわ」
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夜「なんで大人しく捕まってるんだ?それにまだ子供なのに…」
憂「逃げたところでどうせまた捕まるし、君だってまだ子供じゃないか」
憂「…ひとりぼっちの」
夜「どこから知った」
憂「ウワサしてた」
夜「私も有名になったものだな」
憂「ほんとにね」
夜「…」
夜「こい」
憂「…は?」
夜「一緒に逃げるぞ」
憂「急に?」
夜「うん」
憂「…君まで殺されるよ」
夜「心中は勘弁だけどそれくらいどうでもいい」
憂「……いいよ」
憂「ありがとう」
それから私たちは知らないとこまで歩いた。一日中歩いた
そろそろ大丈夫かってゆうとこで休んで、野宿して、遊んだ
初めての旅だったけど楽しかった。
だけど現実は残酷で、旅はそこまで長く続かなかった
村人A「ようやく見つけたぞ」
夜「…チッ」
3日ほどたって、ついに私たちは見つかってしまった
村人B「どうする?」
村人A「忌み子は殺せ。こっちのガキは生かして奴隷にする」
村人A「結構いい身体してるし高値で売れるだろw」
衝撃だった。穏やかで普通の村だと信じていた自分の生まれ育ったところが奴隷の売買なんてやっていたなんて
多分そこだったんだと思う
憂のリミッターを壊したのは
憂『跪け』
ボソッと呟いたその言葉で、男たちは地にひれ伏した
村人A「なんだこれっ!?」
村人B「体が動かねぇ!」
憂『…死ね』
その瞬間目の前にいた生きていた人間が肉片になった。
その時の私には死体耐性が付いていなかったから気絶してしまった
憂「...ごめん、またね」
最後に聞こえたのは憂の寂しそうな声だった
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夜「...ちゃんちゃん」
黒「そんな軽いもんじゃねぇだろ」
憂「懐かしいね〜」
春香「そんな軽いものじゃないでしょ」
夜「...これからお前どうするんだよ」
憂「......」
カナン「...ここに居てもいいんじゃねぇの?」
憂「え?」
カナン「みんなが赦してくれたらな」
さとり「......」
咲夜「......」
海斗「うおぉいつの間にいたんだよ」
咲夜「ついさっきです☆」
海斗「そうか時止めだったなお前の能力」
カナン「ヘイまず審査をしまーす!」
カナン「第一審査は咲夜の問にパクリ野郎が答えてさとりが心を読む」
さとり「任せてください」
カナン「第二審査はレミリアがお前を見極める!!」
レミリア「そうゆうのは得意よ♪」
心美「カリチュマなのにか?」
レミリア「うるさい!!」
レミリア「__うー__」
心美「__出た『うー☆』__」
咲夜「__パシャパシャパシャパシャ__」
レミリア「__撮るなー!!!__」
カナン「......」
カナン「このメンツ間違いだったかもしんねぇ」
さとり「私も入れないでもらえます?」
憂「ねぇスルーしちゃったけど『パクリ野郎』ってなに」
カナン「だってお前白髪だしガキっぽいし能力だって操る系だろ?」
憂「正確には『人間を洗脳する程度の能力』だけどね__てか僕も|夜ちゃんたちと同い年《18歳》だし__」
咲夜「えー...コホン」
咲夜「...あなたはみんなと一緒に過ごしたいですか?」
憂「......」
さとり「__...肯定しています__」
咲夜「__分かりました__」
咲夜「...あなたは一緒に過ごすとして、誰にも危害を加えないと約束できますか?」
憂「...はい」
咲夜「あなたは私たちに悪意があってあんなことをしたのですか?」
憂「いいえ」
咲夜「...そう」
咲夜「第一審査は終わりよ」
レミリア「...正直私はね、お前がみんなと一緒に...ここで暮らしてもいいと思っている」
憂「!」
レミリア「だけどそれはお前次第。さっきの問いに全て本心で返したのなら、私はお前を赦す」
憂「でも...僕は...」
さとり「私は反対です」
さとり「この人は私や貴方だけではなく、こいしたちに危害を加えた」
さとり「さっきはもう二度としないように思っていましたが、時間が経つにつれ考えが変わるかもしれません」
レミリア「もうこいつは大丈夫よ」
さとり「...!」
レミリア「私の心を視てもらっても構わないわ」
レミリア「...さとりは、私のことを信用できる?」
さとり「......」
さとり「__...視るまでもありませんよ__」
レミリア「...嬉しいこと言ってくれるじゃない」
レミリア「咲夜は...」
咲夜「...お嬢様が信じるのなら、私は何も」
レミリア「咲夜の心はどうなのかしら?」
咲夜「...」
咲夜「私も反対です。...が、何年経ってもこいつが何もせずに、心を本当に入れ替えているのなら」
咲夜「...」
レミリア「ありがとう」
カナン「らいしけど、お前はどうしたいんだよ?」
憂「...僕は、」
憂「みんなと一緒にいてもいいですか?」
憂「赦されるように努力するし、あんなことは二度と起こさない」
憂「僕のことを...赦してくれますか?」
レミリア「...せいぜい頑張りなさい」
心美「私たちはいいぜ」
夜「...だってよ」
憂「...ありがとう!」
心美「ただな!」
心美「|温泉《ウチ》はもう住人オーバーなんだわ...」
憂「...何人住んでんの?」
心美「私、」
海斗「俺、」
夜「私、」
黒「俺、」
カナン「俺、」
春香「私」
憂「オーケーオーケー僕はどこに住めばいいですか?」
心美「そうだな...」
心美「やっぱ馬鹿みてえに広い家に住んでるくせに一人暮らしの炎んとこで居候したら良いんじゃねぇか?」
〜
憂「...お邪魔します」
炎「誰ゾ!?」
〜
春香「おやすみ〜」
夜&カナン「おやすみ〜」
海斗「おやすみ〜」
黒「俺も寝るわ」
心美「待てよ」
黒「あ?」
心美「...ちょっと話があんだ」
黒「話ってなんだよ?お前が操られてるフリしてたことか?」
心美「なんの事だか」
黒「殺すぞ」
心美「悪かったって」
心美「...お前さ、春香のことどう思ってる?」
黒「は?普通に仲間とか同業者だと思ってるけど」
心美「そうゆう意味じゃねぇよ」
黒「じゃあなんだよ?言っとくけどあいつのこと好きとかねぇからな?あんなガキ眼中にもねぇし」
心美「ボロクソ言うやん…」
心美「...分かった。私から言うわ」
黒「だから何をだよ」
心美「...お前と春香ってさ、昔なんかあったよな」
心美「いや、」
心美「家族、だったんじゃねぇか?」
心美「何らかの理由で生き別れた」
黒「......」
黒「...ほんっと嫌に勘のいい野郎だな」
いやね、19話詰め込みすぎでしょ?読みにくいでしょ?だけどキリのいい20話で完結させたかったのよ!!20話は兄妹の話で綺麗に締めくくりたかったのよ!!!ごめんなさいね!!!