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4話目で本当の終わりだよ
「今からお見舞い行くよ。準備して。」
リビングでソファでゴロゴロしていると母に言われた。
また行くのか、と少しめんどくさく思うが急いで着替えて準備した。
「父さんは、明日?」
車に乗り込みながら聞く。
「ええ、仕事で忙しいみたい。休日には、ちゃんと行くらしい。」
エンジンを掛けながら母が答えた。
車が進み出すと、スマホを見ることにし、バックからスマホを取り出す。
しばらくスマホを見ていると、母が運転している車は病院についたらしく車が止まった。
病院の中に入ると母は受け付けに生き、見舞いが可能化を聞きに行った。
スマホを見ながら待ってると、許可が取れたみたいですぐに呼ばれた。
兄の病室に行くと、兄は眠っていた。
「すいません。いま寝てるみたいで。」
案内してくれた看護師が謝罪していた。
「いえ、構いません。そのままで。」
母は看護師に答えた後、私に向き直って口を開いた。
「ちょっと、少しお兄ちゃん解いてくれる?お医者さんとはなしてくるから。」
否応なく答える。
「うん。分かった」
返事をしたら、母は看護師と一緒に何処かに行った。
暇だったので、近くの椅子に座り、スマホを見ることにした。
そういえばと友達に電話した。
プルルルルル
しばらくすると友達が電話に出てきた。
『あ、もしもし?』
「やあ。ごめんね。今大丈夫?」
『全然大丈夫だよ。家でゴロゴロしてたとこだから。』
「今度そっちの家行っていいかな。勉強教えてって前言ってたでしょ。」
『あ!ホント!?来てきて!日程はいつ頃が良いかな?』
「こっちはいつでも良いよ?」
しばらく日程についてはなしていると、ちゃんと決まり、2日後の午後になった。
『そういや、今日も見舞い?』
「うん。今、病室にいる。」
『ははっ。最悪だね。お兄ちゃん嫌いなんでしょ?』
「まあね」
『なんでそんな嫌いになったのよ。』
「本当になんでだろう?わかんないや」
本当になぜだろう。
『小さい頃は遊んでたんでしょ?』
小さかった頃は兄とよく遊んでいた記憶はある。
『なのに今じゃねぇ。』
だが今ではもう顔を見るだけで嫌いでたまらない、という気持ちが抑えられない。
「ははっ、本当にね。」
「でさ、今回の事故で思ったことがあるんだよ。」
『え、なになに?本当は愛してたとか。』
「なわけないでしょ。冗談でも言わないでくれる?」
気色悪すぎて想像しただけで悪寒がする。
「私が抱いている思いが本当に嫌悪なのかってこと。」
『どういう事?』
「私は本当に兄を嫌っているかって事。」
『?』
「私が兄に対して抱いていた思いは嫌悪じゃなかった。」
『―――え?つまりやっぱり!?』
一瞬間があき、友達はまさかというように言った。
「違う違う。私は兄を嫌悪よりも憎悪って言ったほうが近いかな?私はあいつを憎んでる。」
『⋯⋯⋯』
「事故があったときさ、カーブでそばに崖があるって言ったじゃん。」
「私その時、あいつを突き落とすことも出来たんだ。」
「私以外は意識不明だったのは知ってるよね?」
「あの時、あいつを崖下に突き落とそうとした。」
「でも無理だった。」
「もちろん怖いとかじゃないよ。」
「お母さんがあんな兄のことを好きで居たから私は突き落とさなかった。」
「あーあ。」
「母さんが兄を憎むまでいかなくとも嫌っててくれればよかったよ。」
『⋯⋯⋯』
「あっ!もうすぐお母さん来るからバイバイ。」
『⋯⋯バイバイ。』